らんちゅうの水槽に白い透明な糞がふよふよと浮いている。
これはなにかしら?とびっくりしますよね。
白い糞をしていたら、病気じゃないの?と心配になってきます。
そんな症状が出た場合にはどうしたらいいのでしょう。
今回は、その原因と対策方法を調べていきましょう。
らんちゅうの糞が透明な場合は?
水温の急変や水質の悪化、または大量の餌や変質した餌を食べたことが原因となり消化不良を起こしてしまいます。
そのために糞が透明になり、エアチューブに絡んだりするそんな糞が見られるでしょう。
軽症の時は症状はなく、白っぽい透明な糞によって消化不良になっていることが分かる程度です。
重症になってくると消化器官が機能しなくなってきてしまい、糞がまったく出なくなってしまいます。
体の色も鮮やかさがなくなり、食欲や活発性がなくなってきます。
末期になってくるとほとんど泳がずにやせ細り、二次感染を起こしたり衰弱して命を落としてしまいます。
軽度の場合なら絶食によって回復していきますが、それでも治ってこない場合には0.5%の塩を混ぜてあげましょう。
糞を良くするようになるので、水換えは必須となります。
らんちゅうの白い糞の場合は?
透明な糞もありますが、白い糞が出る場合もあります。
この場合も同じような原因が考えられるでしょう。
間違いなく体調を崩しています。
背びれも元気を見るバロメーターなので、見てみてください。
背びれはピンと立っているのに白い糞をする場合。
これは、食べ過ぎによる消化不良が原因の場合が多いです。
この場合は絶食していくと元気になってきます。
しかし、背びれがペタンとしていて白い糞をする場合、じっとしていたり元気がなかったりしませんか?
買ってきたばかりのらんちゅうは別として、体調を崩している場合があります。
原因としては
- 水質の低下
- 病気にかかって発病手前の状態
- ストレス
- 急激な水温変化
などが考えられます。
まず水質低下の場合は、水換えを行ってみましょう。
その際に水質が低下した原因も探ってみましょう。
病気の一歩手前の場合は、複数飼っている場合は一匹なのか全部なのか観察します。
一匹の感染の場合は、そのままの水槽で観察して見ましょう。
ストレスの場合は危害を加える魚や、ストレスになりそうな原因を取り除けば復活してきます。
元気のない魚を移動させるより、危害を加えている魚を移動させましょう。
水温の変化の場合は、ヒーターやファンを付けてあげましょう。
温度を適温にすることで元気が戻ってきます。
まとめ
透明な糞や白い糞は、人間で言う所の下痢にあたります。
消化不良が原因な場合がほとんどなのですね。
ただ、赤い糞やグレーの糞は内蔵疾患による病気の可能性がありますので、隔離や治療が必要になります。
飼い始めのらんちゅうは、特にストレスで体調を壊しやすいようです。
ストレスは消化不良もですが、免疫力の低下や回復力の低下なども招きます。
水温の変化や水質変化、餌の賞味期限をしっかりと管理していきましょう。
飼育環境が整えば、らんちゅうが安心して泳げるようになります。
らんちゅうの体調に早めに気がつけるように、日々の観察が大切なのですね。