皆さんは転覆病という病気をご存知でしょうか。

この病気は、出目金などの熱帯魚によくみられる病気です。

転覆病という名の通り、水面にお腹をむけてひっくり返り、普通に泳げなくなってしまう病気です。

一度発症するとなかなか治りにくく、亡くなってしまうケースある厄介な病気でもあります。

今回は、この転覆病の原因や対策方法についてまとめてみたいと思います。

出目金が転覆病になってしまう原因は何?治療法はあるの?

出目金 転覆病 治療

転覆病になってしまう原因は色々考えられますが、たいていエサに問題があることが多いです。

わるくなっている古いエサを与えたり、金魚に適さない消化の悪いエサを与えたりすると転覆病の原因になります。

また、エサの与えすぎでも転覆病になってしまうことがあるようです。

エサの消化不良でガスや糞がお腹の中に蓄積され、通常の姿勢を保てなくなるというのが転覆病のメカニズムです。

内蔵の消化能力が低下する冬の時期には、転覆病のリスクが高くなりますので注意が必要です。

転覆病になってしまった出目金は、長い時間水面の近くをプカプカと浮いているような状態になります。

症状が進行するにつれ、この傾向は強くなり、最終的にはひっくり返ってしまい文字通り転覆した状態になってしまいます。

この状態ではエサを食べることもままならず、そのまま衰弱して亡くなってしまうという最悪のケースも起こりえます。

もし飼っている出目金が転覆病になってしまった場合、まずは飼育容器の水温を上げてみましょう

水温が上がることにより、転覆病の原因であるガスや糞が排出されることがあります。

これにより症状が回復することも多く、試してみることをおすすめします。

この間エサは与えないでください。

この方法で出目金に改善が見られない場合は、塩水浴などの本格的な治療が必要になってきます。

スポンサードリンク

まとめ

今回は転覆病の原因や治療法についてまとめてみました。

転覆病になってしまった出目金には、目に見えておかしな兆候が表れます。

兆候の出初めに適切な対処をすることにより、初期段階での治療が可能ですので、飼っている出目金の状態には常に気を配るようにしましょう。

スポンサードリンク