金魚すくいの中で大物といえば出目金ですよね。
出目金の中でも黒出目金は人気があり、よく流通されている種類です。
ところが、黒出目金の可愛さで飼ったものの、なぜか体の色が黒から少しずつ白くなることもあります。
そこで、黒出目金の体の色がなぜ白くなるのか原因と対策方法はあるのかなどを調べました。
黒出目金の体の色は白くなる原因
出目金は色が変わることがあります。
黒出目金の色がだんだん抜けてくることもあれば、逆に赤出目金になってしまうこともあります。
そもそも金魚の色は成長過程によって変わっていきます。
どんな色になるかは、その金魚の遺伝や素質や飼育環境などが大きく関わっているといわれています。
さて、黒出目金が白くなるのは、高齢になってくることで起こりやすい生理現象である「褐色」です。
体の色が褪せてきて少しずつ白い色が見られるようになります。
原因についてはまだはっきり解明されていませんが、いえることは病気ではないということです。
褐色は、若い金魚で起こる場合もあり、金魚の色素成分の不足や水槽が置かれている場所の日当たりが悪いなどが原因になることもあります。
病気で色が白くなる場合の対策方法
褐色によって色が白くなるのは大丈夫ですが、病気が原因で白くなる場合もあります。
それが、水カビ病・白点病などです。
この場合は、対策が必要です。
水カビ病
水カビ病は、体が傷ついたことで金魚の抵抗力が落ちたりすると起こりやすく、綿のような白いカビが付着します。
対策には、メチレンブルーなどの治療薬を使ったり、塩水浴や薬浴を続けることが必要です。
水カビ病は、水温が20℃より下がってしまうと発生しやすいので、水温は25℃以上に保つことで、薬浴の効果も高まります。
この水温をキープし続けていくと早い回復の可能性もあります。
白点病
白点病は、金魚の風邪とも呼ばれるほどメジャーな病菌で、白点虫が体に寄生することで発生する病気です。
対策としては、水換えを行い水カビ病と同じくメチレンブルーを使ったりグリーンFリキッドなどで完治するまで薬浴を続ける必要があります。
まとめ
白くなる原因が褐色なら大丈夫ですが、病気の場合は根気よく治療をする必要があります。
では、もう一度この記事のポイントを復習しておきましょう。
- 褐色で色が抜けて白くなるのは心配ない。
- 水カビ病は、メチレンブルーでの治療や塩水浴や薬浴が必要
- 白点病は、水換えを行いメチレンブルーを使ったりグリーンFリキッドを続ける
- 水温を25℃以上で維持すれば薬浴の効果が高まる
仮に、病気だったとしても早い段階で対策すれば治ります。
日頃から出目金の様子を観察して、早めに対策できるようにしておきましょう。