金魚は、水中に漂っているものは自分のフンであっても本能的に興味を示して追いかけまわしてつっついたりします。
その為ゆったり泳ぐ出目金は、他の金魚に追い掛け回されてして体力を奪われて体調を崩すこともあるので、混泳には注意が必要です。
それなら出目金と熱帯魚との混泳はどうでしょうか。
この記事では、出目金と同じ水槽で一緒に混泳できる熱帯魚の種類について紹介します。
出目金の飼育で一緒に混泳できる熱帯魚の種類
出目金と熱帯魚を混泳させることは適していないように思われますが、飼育環境が整っていれば混泳は可能です。
熱帯魚は、水温が22度~28℃が適温されていて、これを下回る低水温の環境では命に関わります。
一方、出目金の飼育適温も20℃~28℃とされているので大きな違いはありません。
ただ、出目金は20℃を下回っても適応できますが、熱帯魚は適応できないので、冬はヒーターなどを使うことは必須になります。
また出目金は、フンをたくさんするので水質が悪くなる速度が速まります。
その為、水質については注意が必要です。
熱帯魚のレイアウトとして入れる水草は、固すぎる葉にしてしまうと出目金の眼球を傷つけてしまう可能性があるので注意しましょう。
さて、これらの注意点を踏まえると、出目金の混泳に適している熱帯魚の種類は、次の熱帯魚です。
- コリドラス類
- ラスボラ
- プラティー
- ネオンテトラ
特にコリドラスは、水底に沈んでいるフンや食べ残しを掃除してくれます。
性格は温和で臆病です。
大きさは4cm~6cmほどで隠れ場所を作ってあげれば疲れた時にそこで休むので、出目金の混泳におすすめの熱帯魚になります。
ラスボラは、地味な熱帯魚ですが水質の変化には強い体質です。
プラティーやネオンテトラも出目金とは混泳相性が良く、色鮮やかなので出目金と一緒に泳がすと水槽が映えますよ。
まとめ
出目金は動きが鈍く泳ぎが苦手ですが、熱帯魚でも稚魚になってしまうと思わず口に入れてしまうことも考えられるので、体の大きさは、ある程度対等なものにしておきましょう。
では、出目金と混泳できる熱帯魚のポイントをまとめました。
- 熱帯魚と混泳させるなら、冬場はヒーターが必要
- 出目金はフンをたくさんするので水質に注意
- 固すぎる水草は入れない
出目金と一緒に混泳できる熱帯魚
- コリドラス類:性格は温和で臆病
- ラスボラ:水質の変化に強い
- プラティー・・ネオンテトラ:出目金との混泳相性がいい
出目金と混泳させる熱帯魚の性質もしっかり調べて一緒に飼育してくださいね。