もともと金魚はフナの突然変異を、観賞用に品種改良を繰り返して誕生した魚です。
直接の祖先は普通に30cmには成長する「ギベリオブナ」です。
これだけでも、金魚は巨大化する遺伝子は持っていることになりますね。
でも、いくら遺伝子にあっても、どうしたらあの小さくてかわいい金魚が巨大化してしまうのでしょうか?
生活環境が大いに関係??
あまり大きくない金魚鉢で飼育していた金魚が大きくなったとは、聞いたことはないですよね。
狭い環境で3~4匹で飼育されていると、金魚も小さい方が生活するには利便がいいため、成長を止めてしまいます。
反対に大きな水槽でのびのび飼育されてしまうと全部とは言いませんが、巨大化する金魚が出てくるようです。
そして大きくなったからと言って、さらに大きな水槽に移して飼育するとドンドン大きくなってしまうようです。
結局大きくなっても住みやすい生活環境だからです。
これは、金魚の遺伝子が大きくなってもいいと錯覚するらしいのです。
多数飼育よりも、1匹飼育のほうがより巨大化が進みます。
気を遣う相手がないのでストレスもかからないからでしょう。
反対に大きく育った金魚を小さい水槽で飼育していたら、金魚が小さくなってしまったという事例もあります。
これは狭い生活環境になり、大きいままでは暮らしにくいためにサイズダウンしたものと思われます。
酸素の供給
金魚の成長には酸素が関係あるのを知っていましたか?
酸素が金魚の成長を活性化させてしまうのが理由です。
1匹飼育の広々水槽では十分な酸素が行きわたり、ますます巨大化にスピードがかかります。
エサの量
金魚が巨大化したからといって、体に見合った量のエサを与えていては、ますます巨大化が進みます。
それに水質が悪くなるのが早くなり手間がかかります。
まとめ
栄養が豊富で、酸素も十分供給されていて広々とした環境の中で飼育されていくと、金魚自身が錯覚をおこして、巨大化する遺伝子を活発化させてしまい、結果的に大きく育ってしまうことがわかります。