水換えの直後に何故か金魚が落ち着きない様子で上や下へとせわしなく泳いでいる様子が見られたら、もしかするとアンモニア中毒にかかってしまったのかもしれません。
放置すると取り返しのつかないことになりかねないですよ!
今回はアンモニア中毒の原因と対策についてご紹介します。
アンモニア中毒の症状
身体をぶるぶる震わせる、狂ったように泳ぐ様子が見られるとアンモニア中毒の初期症状の可能性があります。
症状が進んでくると・・・
- 水底で動かなくなる
- エラを速く動かす
- 口をパクパクさせている
- 目が白く曇る
などの症状が現れます。
水も白く濁ってしまうかもしれません。
これは、水中のバクテリアがいなくなってしまったためです。
水換え後に中毒になった原因は?
アンモニア中毒とは、水中のアンモニア濃度が上がることにより体内のアンモニア排出ができず、中毒症状を起こしてしまう病気です。
水換え後にしばらくして症状が出始めたのであれば、バクテリアの減少による濾過環境が崩壊してしまった可能性が考えられます。
- 突然フィルターを取り替えた
- 3分の1の水換えを知らずに全換えしてしまった
- 水を何度も変えすぎた
などが原因としてあげられます。
特に水槽の立ち上げ途中だとバクテリアの数が安定しておらず、アンモニア濃度と亜硝酸濃度が急激に上がります。
アンモニアも亜硝酸も金魚にとって猛毒物質で、それを硝酸塩という物質にかえてくれるのがバクテリアの仕事です。
濾過フィルターにも多く生息しているため、立ち上げ途中で濾過フィルターを綺麗に掃除してしまったり取り替えてしまうとバクテリアの量が激減してしまうのです。
特に、立ち上げが終了した後も水を何度も変えすぎるという行為を繰り返しているとバクテリアの量が減少していくため、アンモニア中毒になってしまう可能性があります。
水の全替え(水槽リセット)も、せっかく育ったバクテリアを手放してしまう行為になるため、気をつけましょう。
アンモニア中毒にならないための対策
アンモニア濃度を下げるために、ちゃんと水換えをしておくことが大事です。
餌の食べ残しはアンモニアを発生させる原因にもなるため、立ち上げの1ヶ月ぐらいは餌も控えめにすることも効果的だと言えます。
濾過バクテリアが育つと水は安定してきますが、時間がかかりますので、それまではなるべく金魚の飼育環境を変えないように注意しながら金魚の命を守りましょう。
まとめ
今回はアンモニア中毒の原因と対策についてまとめてみました。
立ち上げ当初は起こりやすいとのことですが、初めての金魚飼育でこのような状態になってしまったら驚いてしまいますよね。
なるかもしれないということを常に頭において飼育開始させることが大事です。