初めて金魚を飼う人には聞きなれない言葉だと思いますが、硝酸塩とは水槽内のろ過で最終的に生成されてできる物質です。
詳しく述べますと、金魚が食べ残したエサやフンが毒性の強いアンモニアとなり水が汚れてしまったのをろ過バクテリアによって亜硝酸塩に分解されます。
しかしこの亜硝酸塩もまた強い毒性があり、これをさらに分解したものが硝酸塩となります。
ここまでくると毒性がかなり弱くなります。
硝酸塩の対策は?
対策として一番にやれることは、水の交換です!
金魚は水の中で排泄をしますし、エサの食べ残しもあります。
そのため水が汚れやすくなってしまって、その水を放置していると環境が悪くなり病気にかかってしまいます。
水の交換頻度は小さめな水槽の場合は、多めが良いですがそのほかの対策としては、個体数をあまり入れすぎずエサの量を少なくしろ過の能力をアップさせることが一番にやれる対策です。
面倒くさいからと水の交換を怠ると、バクテリアや水草では処理ができない物質が増えたりpHの値が下がり水が酸性になってしまったり、コケが発生しやすくなったりといいことはありません。
水の交換が減るという商品がありますが、この商品の効果は新たに発生する汚れに対しての物なのですでにコケなどが発生している場合には効果はありません。
水を換えるタイミングとしては、季節によりますが寒い冬場は2~4週間に1度程度でよいですが、夏場は1~2週間に1度を目安として交換することをお勧めします。
バラバラの曜日や日にちですといつ交換をしたか忘れがちになってしまいますので、日曜日にやるなど曜日や日にちを決めておくと良いです。
水の交換方法
ヒーターを使っている人が大半だと思いますが、まず電源を切ってから交換を始めます。
電源を切ってもいきなり水を抜かずにコケがある場合は、コケをこすり落としてから水を水槽の30%くらい抜きます。
全部の水を抜いてしまうとバクテリアを失ってしまい、金魚の健康を害してしまうので緊急事態以外は水を残します。
カルキを前もって抜いておいた新しい水を用意し水槽に入れますが、この時水槽の水温と同じくらいにしておかないと金魚がびっくりして体調を崩してしまいますので注意が必要です。
万が一30%以上、水を交換する場合は2日間に分けてはじめは20%にし翌日に30%という感じで交換をすることが金魚への負担を抑えることができます。
まとめ
今回は、金魚の硝酸塩対策についてまとめました。
水換えをしないと金魚が病気になってしまい、つらい思いをさせてしまいます。
少し手間がかかってしまうこともありますが、大切な金魚がいつまでも元気に泳いでくれるようまた、金魚にとってよい生活環境を整えてあげるのも飼い主さんの役目なので定期的に水の交換を行ってあげてください。