初心者が新しく水槽を立ちあげるときにぶつかる第一の壁が、「アンモニアと亜硝酸の数値が高い」ことだと思います。

これはやり方が悪いからではなく、水槽が立ち上げきるまでに必ず通る道なのです。

なぜ数値が高くなるのか?

また、このような状況を乗り切る方法についてご紹介します。

水槽立ち上げ時に不安定になるのはなぜ?

金魚 立ち上げ アンモニア 亜硝酸 対策

水槽の立ち上げ中である水槽には、圧倒的にバクテリアの量が安定していません

そのため、どうしても立ち上げきるまでは水が不安定になってしまいます。

金魚が出す排泄物が分解されて猛毒であるアンモニアに、アンモニアを分解するバクテリアが毒である亜硝酸に分解します。

しかし、バクテリアにも種類があって早く増えるバクテリアとゆっくり増えるバクテリアがいます。

この、亜硝酸からほぼ無害な硝酸塩に分解するバクテリアの増殖が遅いためにこのようなことが起こるのです。

前述の通り、アンモニアと亜硝酸は毒です。

水槽の立ち上げにはパイロットフィッシュといって、過酷な状況でも生きていける個体を入れて水を安定させる事が先決となります。

通常はメダカを使用することが多いですよ。

数値が心配な方は亜硝酸検査薬・アンモニア検査薬を常備しておくことをおすすめします。

今の水はどのような状況なのかが一目でわかるので安心です。

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アンモニア・亜硝酸対策は?

  1. アンモニアが増え、続いて亜硝酸が増える。
  2. 徐々にアンモニアが減っていくが、亜硝酸は増えていく
  3. アンモニアが消え、その分亜硝酸が増える
  4. 徐々に亜硝酸が減っていく
  5. アンモニア、亜硝酸共に消え、立ち上げ完了

アンモニアと亜硝酸の経過としてはこのようなパターンで安定へと繋がります。

目安は、大体1ヶ月ぐらいです。

対策としては餌を最小限に抑えて、スポイトで目立つ糞があれば掃除を行い、毎日3分の1の水換えを行うことです。

あまりにも亜硝酸が多い場合は1日に2回行ってもOKですが、パイロットフィッシュだけと割り切っている場合は1日2回の水換えは控えた方がいいです。

ろ過装置には繁殖途中のバクテリアが生息しているため、掃除は大きなゴミがあれば取るに抑え、洗浄はしない方がいいでしょう。

まとめ

今回は金魚水槽の立ち上げ時のアンモニアと亜硝酸についてまとめてみました。

水が立ち上がるまでの間に数値が安定しないことは通常のことと考えて、まずは焦らないことです。

間違った方法をとっていなければバクテリアが増えてくることにより、必ず数値は安定します。

市販のバクテリアがありますが、入れることによりせっかく水槽内で育てていたバクテリアが全滅したなど賛否両論があるため使用はよく考えてから決めるようにしましょう。

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