アンモニア中毒について語る前に、まずアンモニア中毒になる原因を知ることが大切です。

アンモニアとは水に溶けやすく水の中ではアンモニウムイオンとなり、このイオンは無害なので特に気にしなくてもいいといわれているのですが、実は間違いなのです。

水の温度が25度の場合、pHが0.7の時アンモニアの値が0.57%となりアンモニアがあるということになります。

金魚が何とか耐えられる数値は、0.020~0.049mg/Lまでとなりますが長期的なことを考えたとき成長していく途中や免疫力な面で考えると障害を引き起こしてしまう数値になってしまいます。

また数日ならなんとかというレベルですと、0.050~0.199mg/Lで1日から2日しか生きていられない数値は0.200~0.499mg/Lですがこれ以上上がっていくと決していい環境ではなくなり亡くなってしまうという悲しい結末になってしまいます。

アンモニア中毒の対策は?

金魚 アンモニア中毒 症状

アンモニアのレベルを下げることはもちろんのことですが、発生源を知り減らすことも併せて実行しなければなりません。

手順としてですが、

  1. まずお水を換えるときに大量に換えてあげアンモニアを全て出してしまい、新しい水で薄めることは効果があり今後の予防処置としてとても有効です。
  2. 餌を与える量を控えることでアンモニア中毒を抑えることができ、ろ過の安定も促進されやすくなります。
  3. 水槽の大きさと個体数を適正化をすることですが、水槽が小さいのにたくさんの金魚を入れると過密になってしまいアンモニアが発生しやすくなるので、水槽に合わせた個体数を入れることが大切です。
  4. ろ過によるバクテリア不足の解消ですが、初めて水槽を立ち上げたばかりの時や途中が一番不安定になりやすいので注意が必要です。安定したあとのろ過であっても水の換えすぎなどが原因で簡単にアンモニアの濃度が上がってしまうので、油断せずに定期的に検査をして管理をすることで発生を防ぐことができます。

補助的なことでは、水草を入れたり青水にしたりなどでアンモニア中毒から防ぐことができます。

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アンモニア中毒になったときの症状は?

金魚がアンモニア中毒になってしまったときの症状は、底にずっといて泳がなくなったりエサを食べなくなってしまったります。

またエラ喰いをしたりエラの動きが早くなってしまったり、目が曇ってしまうなどの症状が現れてきます。

いつもと動きが違うときや、見た目が変わったときはアンモニア中毒を疑ってみましょう。

いつもと違うと感じた時は、迷わずに水の検査をして状態を把握してから本当にアンモニア中毒なのかを判断することが大切です。

まとめ

今回は、金魚のアンモニア中毒と症状についてまとめました。

もし大切な金魚がアンモニア中毒になってしまったら、飼い主さんにとってショックが大きいと思いますが、慌てずに対処することで緩和されます。

毎日金魚にエサをあげるとき観察をしていれば早く気付くと思いますので、気を付けてみてあげることでいつまでも元気に泳いでくれます。

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