尾腐れ病やポップアイなど、出目金を飼育するうえで気を付けなければいけない病気は意外と多いです。
その中でも、命を落とす危険性が非常に高い「白雲病」という病気には特に気を付けなければなりません。
この病気は、早期発見しないとまず助からないと言われるほど恐ろしい病気です。
白雲状のモヤモヤが出目金の体を覆うような症状がでるため、白雲病と呼ばれています。
今回は、この白雲病の原因や対策についてまとめてみたいと思います。
出目金の病気の白雲病とは?
白雲病は、水温の変化が激しい時期になりやすい病気です。
そのため、梅雨の時期や季節の変わり目などに発症するケースが多くみられます。
出目金が、執拗に体を飼育容器のガラス壁などにこすりつけていたら、それは白雲病の初期症状の可能性があります。
それと同時に、出目金の体に白い粘液がみられたら白雲病を疑った方がいいでしょう。
この白い粘液は、出目金自身の体から出されているものですが、鞭毛虫の寄生が原因で体外に分泌されます。
水質の悪化などにより鞭毛虫が増殖することにより、この症状が現れます。
この粘液がエラにかかってしまうと窒息して亡くなってしまいます。
また病気が進むにつれ、食欲不振により衰弱し、これが亡くなってしまう原因になるケースもあるようです。
症状が軽かったり、病気の初期段階の場合は、塩水浴や薬浴などの治療により、症状の改善が期待できることもあります。
しかし、病気が進むと手遅れになるケースが多いので、この白雲病は予防することが最重要になります。
白雲病は水質の悪化や不安定な水温などの飼育環境が原因で発症するケースがとても多いです。
ですので、こまめな水換えやエサの調整といった、基本的なことが白雲病の予防にもなるのです。
まとめ
今回は白雲病の原因や対策についてまとめてみました。
この病気はすぐに命に関わる非常に恐ろしい病気です。
この病気の原因は悪質な飼育環境であることが多いので、その責任は飼育者にあるとも言えます。
自分の怠慢な飼育のせいで、出目金が命を落としてしまうことのないよう、いま一度飼育容器の確認をしてみることをおすすめします。