みなさんは、尾びれがほうきのようにボロボロになっている出目金を見たことがあるでしょうか。
このような症状がでている出目金は病気になっている可能性があります。
この病気はある細菌が原因で発症し、放置しておくと亡くなってしまう可能性もある、とても恐ろしい病気です。
今回は出目金の尾びれがボロボロになってしまう病気について、まとめてみたいと思います。
出目金の尾びれがボロボロに裂けるのは何の病気?
飼っている出目金の尾びれがボロボロになっている場合、尾腐れ病という病気を疑ったほうがいいです。
この病気はカラムナリス菌という細菌に感染することにより発症する病気です。
尾腐れ病という名の通り、徐々に尾びれがほうきのようにボロボロになっていくという症状がみられます。
しかし、これは病気の初期段階での話です。
カラムナリス菌はとても強い伝染力を持つ細菌です。
放置しておくと、全身に伝染していき、やがて亡くなってしまいます。
出目金の尾びれは再生するのか?
尾腐れ病などにより一度ボロボロになってしまった尾びれは、果たして元の美しい形に戻るのでしょうか。
結論から申しますと、再生は可能です。
出目金に限らず魚のひれというのは、かなりの再生力を持っています。
これはひれという部位が、魚にとって相当重要なものであることを示しています。
ひれを切ってしまっても再度生えてくる程の再生力ですので、適切な環境さえ整えてあげればボロボロの尾ひれが元の美しい状態に戻る期待は十分できます。
金魚すくいでとってきたひどい状態の出目金を家できちんとした飼育環境育てたところ、何年も生きたというケースも多いです。
金魚とは本来かなり生命力の高い生き物なのです。
まとめ
今回は出目金の尾びれがボロボロになってしまう病気や再生の可能性についてまとめてみました。
尾腐れ病は命に関わるほど恐ろしい病気なので注意が必要ですね。
しかし、尾びれの再生につては、かなりの期待が持てることが分かりました。
出目金を観賞用として飼っている人は、あきらめずに、出目金の再生力がより生きる飼育環境を整えてあげるようにしてください。
そうすれば、いつの日かまたきれいな尾ひれを見せてくれることでしょう。