松かさ病とはピンポンパールが松ぼっくりのようになってしまう病気で、治療は難しいと言われています。
そんな松かさ病の原因と治療方法について、説明していきます。
ピンポンパール鱗の病気 松かさ病の原因
松かさ病の原因はエロモナス菌と言われる細菌に感染した事により引き起こされます。
エロモナス菌に感染すると、鱗が逆立ち、ヒレぐされや尾ぐされも発症する事があります。
症状が進行すると体が膨れ上がり、松ぼっくりのようになります。
また食欲がなくなり、エラの機能が低下し、内臓にもダメージを与えます。
エロモナス菌は、pHが下がっている状態や水質が悪化しているときに感染しやすいと言われています。
常在菌で、様々な魚の腸に存在しています。
ピンポンパールはストレスに弱い品種ですが、ストレスがたまることにより免疫力が弱り、感染しやすくなります。
またこのエロモナス菌は、人間にも感染する可能性があるため注意しましょう。
ピンポンパール鱗の病気 松かさ病の治療方法
松かさ病になったピンポンパールを観パラDや観賞魚用エルバージュ、グリーンFゴールドなどで薬浴させましょう。
また0.5%~0.6%の塩水浴も効果的です。
またエルバージュやグリーンFゴールドを餌に染み込ませて与える、薬剤餌も効果が期待できます。
体内にいるエロモナス菌を攻撃することができます。
松かさ病の予防方法
水質が悪化すると松かさ病に感染しやすくなります。
水槽内の掃除は定期的に行い、餌の食べ残しを除去しましょう。
また水を入れ替え水槽内の底砂をきれいに掃除する事も重要です。
エロモナス菌を駆除するためには飼育水ではなく、水道水で洗い天日干しを行ってください。
また水槽内が過密の場合も排泄物などで水質が悪化する原因となります。
ピンポンパールの過密飼育には気を付けましょう。
まとめ
エロモナス菌に感染すると治療が困難なため、水槽内の水質をしっかり管理し、予防を行いましょう。
また症状がみられた場合には、早期に対処するようにしましょう。