飼っている金魚をよく見ると、鱗が剥がれている!ということはありませんか?
鱗が剥がれる症状がでる、穴あき病という病気があります。
また、鱗が剥がれただけの外傷という可能性もあります。
環境が変わったなどの理由で金魚が驚き、水槽内にあるアクセサリーの角に体が当たって鱗が剥がれることもあるので、その場合には清潔な水と快適な環境を維持してあげれば再生しますから安心してください。
穴あき病とは
穴あき病とは、エロモナスサルモニシダと呼ばれる細菌に感染したことによって引き起こされる病気です。
エロモナス菌は水槽内にごく普通に存在する常在菌ですが、水槽内の生態系バランスが崩れると悪影響をあたえます。
健康な金魚には感染することはありませんが、水質の悪化などにより弱ってしまった金魚に感染し病気を引き起こしますので注意が必要です。
春から秋にかけてよく見られる病気といわれています。
穴あき病の症状
穴あき病は初期だと数枚の鱗が盛り上がるように充血し、病状が進行するにつれて充血の範囲が広がり鱗が剥がれ、肉が露出し穴が開いたように見えることからこの名がつけられました。
体表部でしか活動をしないので内臓には至らない病気のため、見た目の割には普通に泳いでいる場合も多いですが発見したらすぐに治療が必要になります。
治療方法
穴あき病は感染力が強いので、見つけたら素早く隔離して治療を始める必要があります。
ごく初期の症状ならば0.5%の塩水浴で治る可能性もありますが、治らなければ薬浴を行ってください。
使用する薬品によって水温を調整してあげましょう。
治療後は穴が開いた鱗は再生しますが、病状が悪化するほど鱗が再生する際に不揃いになる可能性があります。
まとめ
金魚の鱗が剥がれているのを発見したら、病気によって剥がれているのか、外傷によって剥がれているのかを判断し適切な処置を行ってください。
水質の悪化により菌が増え、過密飼育などによる金魚のストレスは抵抗力を下げ感染しやすくなってしまいますので、水換えを定期的に行い、大切な金魚が穴あき病にならないためにも金魚にとって快適な環境を用意してあげましょう。