魚の眼と書いて「魚眼(ぎょがん)」といいます。
魚の目にはほとんど、まぶたがありません。
金魚の瞳、目の色が銀色なのは虹彩がグアニンの沈着のためです。
五感とは?
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つです。
簡単に言うと、見える・聞こえる・匂いがわかる・味がわかる・触られた/触った感覚、です。
はたして、金魚にはどのくらいあるのでしょうか。
視覚は?
金魚は焦点を合わせるときは、水晶体の位置を変えますが、ピントが合うのは近くの物だけと言われています。
つまり近眼です。
専門家が実際に検査したところ、金魚の視力は0.04~0.08程度の視力だという事です。
超ド近眼ですね。
視力の差は金魚の種類によってあります。
目が飛び出ている種類の金魚・・出目金などは視力が悪いと言われています。
色も見分けることは出来るようで、金魚も人間のような色付きで見ているようです。
どのくらいまでの色分けできるのかは、ざんねんなことに詳しいことはわかっていません。
金魚というか、魚の視野は真後ろ以外、ほとんど見えているようです。
両目が離れているので、片眼視野が広くて斜め後ろまで見えています。
反対に両眼視野の範囲は狭くなっています。
聴覚は?
金魚の外見からは耳はどこにあるのかわからないですけど、ちゃんと耳はあります。
でも人間とは違っていて、頭の中にあるので内耳だけです。
三半規管やリンパ液もあるので平衡感覚を持ってるし、振動も感じます。
金魚の聴力は300~3500ヘルツを聞き取ることが出来ると言われていて、それ以下の低音は側線で聞いている・・・感じています。
触覚は?
体を見ると、エラ蓋から尻ビレまで続いている点線があります。
金魚は、この側線を使って、水中の音を感じています。
そのほかに、水圧の微妙な変化や、水温の変化もわかるらしいです。
これは、ほとんどの魚が持っている器官です。
嗅覚は?
よーく見ると金魚の口の上に、ちっこい穴が二つあって、それが金魚の鼻です。
しかも視力よりも嗅覚のほうがかなりいいと言われています。
味覚は?
舌はないけど口の中やエラに味蕾(みらい)があり、鰓耙(さいは)と呼ばれています。
甘み、辛み、酸み、苦みがわかり、特に甘み感覚は敏感なので、エサの好き嫌いがあるようですね。
まとめ
金魚にも五感があることがわかりました。
金魚のことを詳しく知ることで、興味がわき、さらに飼育が楽しくなるのではないでしょうか。