子供が縁日で金魚をもらってきたある日「この金魚はオスかメス、どっち?」と聞いてきたら・・あなたはすぐに答えられますか?
パッと見でわかるならいいのですが、知識がないと答えられません。
特に日常生活で金魚を飼っている場合なら問題はありませんが、産卵させようと思ったらオスメスの区別をつける必要がありますよね。
今回は、金魚の性別の見分け方についてご紹介します。
性別の見分け方
性別を見分けるには様々な方法があるにはありますが、慣れるまですごく難しいのです。
ブリーダーが見分けるために使っている方法は、肛門の形で判断するという方法です。
オスは少し縦長で細長い形をしていて、メスは丸い形をしています。
1年中通して肛門の形は変わらないため、ブリーダーはこの方法をとっているのです。
発情期にはお腹を少し押すと、オスの場合は体液、メスの場合は卵がこぼれてくるそうです。
押した感じもオスは少し固くメスは柔らかいそうなのですが、上記の2点は経験がほぼない素人が観察してもわかりません。
特にお腹を押す方法は力加減が難しいのでオススメできません。
我々が観察する場合は、発情期の時期を狙いましょう。
発情期には、オスがメスを追い回すという行動が見られると共に、オスのエラ蓋・胸びれ部分に追星という白い点々が現れます。
また、メスは肛門部分が少し突き出すような変化が見られます。
追星は白点病と勘違いされる場合がありますが、出てくる位置がエラ蓋、胸びれだけに限定されているのでよく観察してみてください。
発情期の有無?
先程発情期による性別の見分け方をご紹介しましたが、産卵をさせるときにもちろん必要になりますよね。
しかし、育て方によっては発情期が来なくなる場合があるということはご存知でしょうか?
自然の中で生きる金魚は、寒暖の差を味わうことになります。
金魚は寒暖の差を肌で感じとることで発情を促すのですが、一般家庭の水槽で飼われている金魚は、1年中適温になるよう設定する人が多いと思います。
これでは金魚が季節の移り変わりを実感できないため、発情期を迎えることがなくなってしまうのです。
ですので、水槽の温度は冬は低め・夏は高めとなるように設定するといいでしょう。
逆に産卵させたくない場合は、1年中通して同じ水温を保つといいですね。
まとめ
今回は金魚の性別の見分け方について調べてみました。
しかし、とても難しいためどうしてもわからない!という方もいると思います。
その場合はブリーダーや繁殖をさせている方に聞いてみるのもひとつの方法ですよ。
ただし、ホームセンターのペットショップ店員の方などでは判断が出来ないことも多いと思いますので、気をつけてくださいね!