金魚をショップで購入してきたときとか、長時間輸送した時と、病気治療中(薬浴)は基本絶食です。
そもそも金魚は、と言うか魚全般に言えることですが、長期間エサを食べなくても生きていける種です。
絶食はそれほど深刻にとらえなくてもいいのではと思います。
問題は、絶食の理由ですね。
購入時の水合わせ投入後の絶食
金魚を新しく購入したときは、環境の変化が激しいです。
そんな時は体調を崩しやすいものです。
一番わかりやすい症状は、消化不良です。
金魚に「もしもし~、消化不良ですか?」とも聞けないので、念のために購入し新しい水槽に移した時には2~3日絶食をさせて、金魚の体調の様子を見ます。
ストレスや疲れなどで弱っているときに、エサを与えてしまうとさらに体調を崩してしまうので、しっかりと観察をして金魚の体調を見極めないといけないのです。
元気にしているようなら問題はないと思いますので、絶食は解除してもいいと思います。
薬浴中の絶食
基本的には、薬浴することによって水槽内のバクテリアがダメージを受けると考えたほうが無難です。
100の力を出していたバクテリアたちが薬浴のせいで、個数も減り100%の力を出すことができなくなってしまっています。
そんな環境のところにいつも通りにエサを与えてしまっては、排泄物の分解能力が落ちているバクテリアたちの能力不足のために、アンモニアなどの毒物が残り金魚を治療するつもりが毒物のために水質が悪化して反対に命を奪うことに成りかねません。
それに病原菌が餌の食べ残しを栄養として活性化してしまう恐れがあります。
だから排泄を抑える=毒物発生を防ぐため+病原菌の活性化を防ぐためにも絶食をさせるのです。
それに病気の時は消化不良を起こしやすくもなっているので予防も兼ねています。
水槽から別の容器で薬浴させるときは、ほとんどバクテリアがいない状態なのでそれこそ絶食は必須です。
まとめ
絶食は金魚を守るための最善の手段として行われている方法です。
一番いいのは、金魚を絶食させることのないような飼育環境を保っていくことが大切なのだと感じます。