らんちゅうを飼っていると、卵を産むことがあります。
これを孵化させて、稚魚の状態から育てることは飼育上の大きな楽しみであると言えます。
そんな時に気になるのが、卵の色や大きさ。
特に色に関しては全体が白くなり、カビのようなものがあると不安になる方も多いのではないでしょうか。
らんちゅうの卵の色ってどんな色?
らんちゅうの卵は、有精卵と無精卵とに分けられます。
産卵後三日程度で区別がつくようになり、有精卵は中心部に黒い目が見え、無精卵は色が白くなって周囲にカビの菌糸が生えてきます。
孵化するのは有精卵だけなので、残念だとは思いますが、この二つを分ける必要があります。
もし無精卵をそのままにすると水質を悪くし、有精卵にも悪影響を与えてしまうため、早めに取り除きましょう。
らんちゅうの卵の大きさってどのくらい?
らんちゅうの卵は非常に小さいものの、肉眼で視認できる程度の大きさはあります。
産卵した場合、親が卵を食べてしまうことがあるので、時期を見計らい卵を別の水槽へと移動する必要があります。
卵はとても壊れやすいので、別容器へ移す時はスポイトやピンセットなどを使い慎重に回収します。
勿論、親を別の水槽へ移すことも可能ですが、産卵後の水は濁って腐りやすく、カビなどが繁殖しやすいので、元の水槽の水を替えることになります。
また、別水槽へ移す時はオスがメスを追い、メスが疲弊して亡くなってしまわないように、両者を別々にすることが重要です。
らんちゅうの卵の数は?
卵の数は約500個~2000個、多い時は5000個産む場合もあるようです。
ただし一度にこれだけの数を生むわけではなく、数回に分けて産卵するため、卵を回収する時期を上手く見計らって別の水槽へ移すと良いでしょう。
まとめ
らんちゅうが卵を産むのは非常に喜ばしい出来事です。
ただ、その取扱いに気を付けないと、生まれるはずの命が生まれなくなってしまうことや、親が亡くなってしまうことも充分に考えられるので、心して掛かる必要があるのでしょう。
稚魚が生まれた時の喜びは飼い主にとって非常に大きいものだと思います。
その姿を見るだけではなく、彼らが大きくなるまで世話をするのも大きな喜びであると思います。