赤の綺麗な色をした金魚、ひらひらと泳ぐ姿にとても癒されますよね。
自宅で飼うのも比較的容易なので観賞魚としてとても人気な金魚ですが、上手に飼っていくための注意点を意外と知らなかったりします。
なぜか金魚同士が追いかけるような状況を見たことをある人も多いのではないでしょうか。
金魚同士追いかけまわせば、疲れきって弱っていってしまいます。
そうならないための対策を知っておきましょう。
金魚が金魚を追いかけるのは何故?
せっかく買ってきた金魚が、金魚同士追いかける姿を見たことがありますか?
この行動にはいくつかの理由があります。
一つは追尾行動と呼ばれるもの、金魚の求愛行動です。
もう一つはケンカや嫌がらせで金魚が他の金魚を追いかけるという行動。
どちらにしても追いかけまわすのを止めなければ、一方の金魚はどんどん弱っていってしまいますよね。
そうさせないための、それぞれの行動の対策を調べてみましょう。
求愛のしるし、追尾行動への対策
金魚の求愛行動は、水温が20度前後になる春から秋の時期と比較的長い間確認することができます。
また、水質の変化により求愛行動が始まることもあります。
金魚の求愛行動の時期になるとオスの目やエラのあたりに、追星と呼ばれる白い斑点がでてきます。
この頃になると、オスがメスを追いかけるのを目にすることになりますが、あまりに長く続くため、メスがどんどん弱るということに。
そんな時の対策としては、オスとメスを別々の水槽に入れ替えてあげるのが一番です。
もちろん、繁殖させる際は一緒にすべきですが、ずっとメスが追いかけまわされて全滅とならないよう予め対策をしてあげる事が必要です。
ケンカ等への対策
オスの金魚同士が追いかけている場合は、ケンカです。
また、個体差の大きな金魚を一緒の水槽に入れておくと弱いものが追いかけられるということにもなります。
そのような場合も求愛行動と同様に、追いかけられた金魚が弱ってしまいます。
対策としては、初めから同じ種類の金魚だけを1つの水槽に入れて、個体差のある金魚はそもそも別々にすることが大切です。
もし一緒の水槽に入れる場合は、隠れ家を作ってあげて追いかけを弱めるようにするのも対策の1つです。
あとは、エサをしっかりあげて、少しでも攻撃的になるようなストレスを与えないようお世話をしてあげてください。
まとめ
金魚のかわいい求愛行動ですが、メスを追いかけて弱らせてしまうという残念なことにならないように、今回挙げた対策を是非実践してみてください。
心地よく優雅に泳ぐ金魚達を少しでも長く見守れるよう、上で挙げた原因と対策を忘れずに毎日癒され続けたいですね。