金魚を庭の池やスイレンの鉢など外で飼育している場合は、季節が変わり暖かくなり外気温の変化に影響を受け水温が20度前後になり始める春先から夏に向けてが交配シーズンとなっていきます。
しかし、家で飼育している場合は室内水槽による飼育などからヒーターを使用していることが多いので水温は常に安定していることから1年中交配が可能なのです。
交配するためには?
交配をさせるには、オスとメスの金魚が必要となりますが、見分け方を知っておかなければなりません。
オスとメスの見分け方は、尾の付け根にある生殖孔の形で見分けることができますが、金魚が水槽の中で自由気ままに泳ぎ回っている状態なので見分けるのは困難になってしまいます。
そこで外見から見分けることができる方法として、オスにだけ見られる胸鰭やエラのあたりにポツポツとしたものが見られ、メスにはないので見分けることができます。
交配行動は?
交配時期になるとオスがメスを追い回すようになり体をメスにこすりつけたり、メスのお腹のあたりをつっつくような行動をしますのでこの行動が見られたら交配のサインなのです。
一見いじめているのかと思いますが、これはメスへのアピールなので心配はないのですが
ただあまりに追われすぎてしまうとメスが疲れてしまったり、傷ついたりしてしまうことがあるので、その時は隔離が必要となりますがそれ以外はそのままにしておきましょう。
その後メスも観念したかのように水槽の隅っこに追いやられて、そこでカップルが成立しここから何回かに分けて産卵と放精を繰り返します。
やがてメスは卵を産み、その卵にオスの金魚が体液をかけて接合をさせます。
交配をさせるには、特別なことはなにもなく成熟した金魚のオスとメスを一緒に水槽に入れておいて水温を安定させておけば自然と交配をします。
また促進させたい場合は、多めの水を変えることで刺激を与える方法もあります。
まとめ
今回は、金魚の交配方法についてまとめました。
金魚を手に入れるときには、オスとメスをちゃんと見分け一緒に水槽に入れるだけで交配の準備が1段階整います。
しかし、水温をしっかり管理していないとどんなにシーズンになっても交配をすることはあまりありません。
水温を20度前後を常に保つことで新しい命の誕生に立ち会える可能性もあるので、頑張って管理をし親となる金魚の体調にも気を付けてあげることで可愛い赤ちゃんが見られます。