金魚の鼻上げとは、水面の近くで口をパクパクさせることです。

この鼻上げ、ただの餌クレクレという金魚の癖の時と、酸欠など危険なサインの時があります。

危険なサインであれば見過ごすわけにはいきません。

安全な時と危険な時を見分けて対処していきましょう。

食後の鼻上げは危険?見分け方は?

金魚 食後 鼻上げ

ご飯をあげたはずなのに、餌をねだるように金魚が水面で口をぱくぱくさせているのは不思議ですよね。

中々お腹いっぱいにならないのかなと不安になります。

鼻上げは危険なときとそうでないときがありますが、どのように見分ければ良いのでしょうか?

その方法をご紹介していきます。

人慣れをしているか

餌をクレクレとしている行動は、そもそも人慣れしていないとできません。

人が近づいてきたら鼻上げをしているようであれば、それは餌が欲しいという行動でしょう。

そのため、金魚を購入して間もないといったような短い期間であれば危険な鼻上げである可能性が高いです。

また、人がいないのに鼻上げをしている場合も危険な鼻上げである可能性が高いでしょう。

餌をあげても無視をしていないか

餌が欲しいための鼻上げであれば、餌をあげた後はその餌に夢中になるもの。

もしも餌をあげてもその餌を無視して鼻上げをし続けている場合は注意が必要です。

糞は浮いていないか

糞が浮いている場合は要注意です。

空気を含んでいる糞は消化不良の証拠です。

食べた餌が消化不良になるとお腹が膨らんで金魚が浮いてきます。

食後だけに金魚が鼻上げをしているようであれば、それは餌が原因で消化不良になり、水面に浮いてきてしまっているのでしょう。

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危険な鼻上げの対処法は?

危険な鼻上げかもしれない、と気づいたら対処しなければなりませんよね。

そこで危険な鼻上げの時の対処方についてご紹介していきます。

水をかえる

水質悪化の場合に有効な手段です。

例えば、アンモニア中毒などの場合に有効です。

水槽を立ち上げたばかりの時に起きやすいのがアンモニア中毒。

なぜなら、立ち上げたばかりの水槽にはアンモニアを分解するバクテリアが少ないからです。

アンモニアは餌や金魚の糞から出るのですが、これは強い毒性があるのです。

最初はバクテリアが少ないので、このアンモニアを分解しきれず、アンモニアの濃度が高まります。

このアンモニアが金魚達にダメージを与えます。

この場合は水を替えることでアンモニア中毒を防ぐことが出来ます。

水槽を立ち上げたばかりの場合は、3日に1回は3分の1の水を替えてください。

濾過バクテリアが増えるのに1ヶ月くらいはかかるので、それまで続けるのが望ましいです。

水温を下げる

水中の酸素不足の場合に有効な手段です。

金魚が鼻上げをしている時にまず考えるべき原因は、水中の酸素不足です。

いわゆる酸欠の状態ですが、これは水槽が小さかったり水温が高いことによって引き起ります。

この水中の酸素が十分でないと、金魚が鼻上げをするようになります。

対処法としては、クーラーやファンなどを利用して、水温を下げてください。

水温が高いと溶存酸素量が減ってしまうのです。

酸欠の場合は、水槽を大きいサイズに変えたり、一つの水槽に対する金魚の数を減らすことも有効な手段です。

餌を減らす、餌を変える

前章でも紹介しましたが、糞が浮いてきている場合は金魚が消化不良を起こしている可能性があります。

その場合は、水換えに加えて餌を減らしてみてください。

可愛いからといって餌をあげすぎてませんか?

あげすぎると消化不良を起こしてしまいます。

また、できるだけ古い餌は食べさせないようにしてください。

とにかく金魚に合う餌に出会えるまで餌を変えてみてください。

まとめ

鼻上げしている金魚も可愛いなぁなんて見とれていませんか?

危険な鼻上げの場合は金魚の命に関わります。

注意して観察しましょう。

餌も鼻上げの原因になるのは意外ですね。

金魚にもそれぞれ合う餌や合わない餌があるようです。

金魚にも個性があるので、それぞれの金魚をしっかりチェックしていきましょう。

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