金魚の水草で代表的なマツモは、お店でもよく見かけることができ手に入りやすいです。
どんな環境にも順応しやすく生長も早いマツモは、金魚の飼育にとっては効果的とよく聞きますが本当にそうなのでしょうか?
マツモには弱点はあるのか見てみましょう。
金魚とマツモの生存
マツモの適正環境は弱酸性〜弱アルカリ性で軟水〜中硬水と幅広く、また、18〜28どの水温で育成できます。
金魚の環境でも問題なく生息し、すくすく成長し増えすぎてしまうため定期的なトリミングが必要になるほどです。
また、低光量で二酸化炭素も添加しなくても育ちます。
そんなマツモにも弱点はあるのでしょうか?
金魚にとってメリットはあるの?
マツモは金魚の餌にもなります。
マツモを入れるとすぐさま金魚が食べて葉っぱがなくなってしまうということもありますので、餌の代わりとして利用することができます。
また、マツモは金魚の排泄物を吸収して成長しますので水槽内の環境を清潔に保つのに役立ちます。
また、苔もマツモと同じ排泄物を吸収し増えていきますので、マツモを多めに入れておくと苔の繁殖を軽減することができます。
しかし、メリットばかりではありません。
水草マツモの弱点
幅広い水質環境でマツモを育成することは可能ですが、急激な変化には耐えられず葉がとろんと溶けることもあり、バラバラになった葉が水面に浮いてしまう事もあります。
水質が極端に違う水槽から移し替えた場合や、水道水で塩素が中和されておらず直接入れてしまった場合に起こります。
また、真夏の炎天下に陽の当たる所に水槽を置いておくと水槽内の温度が急上昇しマツモが耐えられなくなります。
逆に、真冬に屋内から屋外へ水槽を設置した場合にも温度変化に耐えられません。
マツモが枯れてしまうとどうなる?
マツモは比較的丈夫な水草で、水中の栄養分を吸収し成長しますのでコケ予防にも優れている水草ですが、急激な水質の変化で枯れてしまった場合、そのコケ予防の効果が薄れ、水槽にコケが増えます。
栄養が豊富すぎて吸収しきれず枯れることもあります。
水の中の環境悪化により金魚への健康管理も難しくなります。
まとめ
金魚にとってマツモは餌にもなり、水質環境を整えてくれるので相性がいいです。
温度変化や水質濃度の急激な変化に気をつけておけば、初心者の方でも扱いやすい水草です。