琉球(昔の沖縄)を経て日本に入ってきたことからその名がついた金魚の「琉金」は、コロコロとした体型と優雅な長い尾びれが特徴です。
琉金の飼育は、いくつか注意点はあるものの初心者でも飼育しやすい種と言われています。
中でも飼育する上で気になる点に餌がありますよね。
この記事では、琉金の餌についてまとめています。
琉金の餌と、種類について
琉金含む金魚は雑食です。
屋外で飼育する場合は自然と藻などが発生して餌となるので、それで餌は足りるようですが、屋内で飼育する際は餌に出来るほど発生させられないので飼育者さんが餌を与える必要があります。
金魚は、植物性の苔(こけ)などの他に動物性の糸ミミズなども食べますし、炊いたお米や野菜なんかも食べます。
沈下性と浮上性
沈下性は、ゆっくりと水中を沈んでいく餌、浮上性は長く水の中で浮いている餌です。
琉金は、ゆったりと水槽の下の方で泳ぐタイプの金魚なので、沈下性の餌が向いていると言われています。
しかしこれは絶対というわけではなく、浮上性の餌でも問題ないとする飼育者さんもいます。
また、販売店によっても浮上性の餌を与えている場合もあります。
※ 浮上性の餌を琉金に与え続けると、余分な空気を餌と一緒に食べてしまって琉金が転覆しやすくなるという説があります。しかし琉金の転覆との因果関係ははっきりしていないようです。
餌の大きさについて
金魚は自分の口よりも大きな餌は食べることができません。
餌には、フレーク状、粒状などありますが、沈下性の餌には粒状が多いです。
万一、飼育している琉金の口には大きいかなという粒の餌しかない場合は、食べられるように小さく割ってあげる必要があります。
また、適した餌の量は金魚によって違うので飼育者さんがよく観察して見極める必要があります。
粒状の餌は1粒ずつ調整してあげられるので、その点でも便利と言えます。
餌選びで留意する点
- 消化しやすいもの
- 栄養バランスが良いもの
- 食いつきが良いもの
- 色が揚がるもの(美しい体色を保つこと)
- 入手しやすいものであること
琉金の餌、おすすめは?
琉金に毎日与える餌として、初心者さんにおすすめな商品をピックアップしてみました。
・咲ひかり金魚育成用 沈下(キョーリン)
抹茶色のパッケージで、琉金に毎日与える餌として定評がある商品です。
ゆっくりと沈下していくので琉金が食べる姿を見ながら調節もしやすいです。
育成用の他に色揚げ用もあります。
まとめ
琉金の餌を選ぶ時のポイントは、飼育している琉金の体のサイズに合ったもの、栄養バランスが良く、消化の良いものに留意してください。
また、お店が浮上性の餌を与えていた場合は沈下性だと食いつきが悪くなることもありますので、購入した販売店で、どんな餌をあげていたか聞いてみると参考にもなります。