出目金の体に血がたまっているような症状を見る時があります。
場合によっては、目の中が真っ赤に充血したような目になる場合もあります。
金魚の体に血がたまる病気とはいったい何なのでしょうか。
そこで、金魚の体に血がたまる病気と対策方法について調べました。
出目金の体や目に血がたまる病気
出目金の病気には様々あります。
その中で体に血がたまる症状で考えられる病気は「エロモナス症」です。
エロモナス症は、うろこが1枚から2枚程度に血がたまって充血する症状が見られる病気で、体全体に内出血を起こします。
初期の症状は、体のあちこちに血がにじんでいるように見えます。
進行していくと体全体に血が充血しているようになる場合や、部分的に血がたまったような充血が見られることもあります。
原因と対策方法
「エロモナス症」は、感染によって発症される病気であることはわかっています。
この病原細菌は、常に淡水環境の中に存在している細菌です。
ところが、水質が変化してしまったり出目金がストレスを抱えた時には、この細菌に対して抵抗力が弱まってしまい、結果的にこの細菌で病気を発症するとされています。
特に、雨が降った後や梅雨の時期の急激な水温変化が最も注意が必要とされています。
もう一つ、この細菌が発症する原因に温度があります。
この細菌が比較的繁殖しやすい温度が25℃~30℃といわれています。
時期は、夏の暑い時期から秋にかけて特に発生しやすい病気とされているのでこの時期は注意も必要です。
通常なら、普通に存在している細菌ですが、出目金が何らかの理由で体に傷ができたり、体が弱っている時などはこの細菌に感染しやすいといえます。
「エロモナス症」の対策方法は、グリーンFゴールドなどによる薬浴が効果的です。
さらに、食塩浴も併用してあげればさらに効果が高まります。
食塩浴の塩分濃度は、0.3%~0.5%にして食塩浴をしてあげてください。
薬浴をまだ手に入れていない場合は、食塩浴から始めても大丈夫です。
他の金魚などと混泳させているなら、一度隔離して他の水槽で薬浴や食塩浴をやりましょう。
まとめ
この病気は、薬浴や食塩浴をすることで十分改善される可能性があるのですぐに隔離して治療しましょう。
では、この記事の大切なポイントをおさらいしておきます。
- 血がたまったり充血で考えられるのは、「エロモナス症」
- 淡水環境の中には常に存在している細菌
- 出目金の抵抗力が落ちた時に感染する
- 治療は、薬浴と食塩浴を併用すると効果的
- まずは、食塩浴を始めてもいい
元気な出目金なら細菌の抵抗力があるので心配いりませんが、ストレスなどが原因で弱まっているなら原因を探って、快適な水槽ライフを楽しめるようにしてあげくださいね。