ピンポンパールは4月~5月にかけて産卵時期を迎えます。
水温が20度前後だと5日~7日で稚魚が産まれます。
ピンポンパールの産卵で慌てないためにも、事前の準備が重要になります。
今回は孵化の方法についてまとめました。
ピンポンパールの卵の孵化方法
ピンポンパールの産卵が終わったら、以下の手順で行いましょう。
卵を隔離
ピンポンパールが卵を食べてしまう可能性があるため、卵を移動させます。
水草などに付着していれば、そのまま別の水槽に移動させてください。
有精卵は透明で、無精卵は白く濁っています。
無精卵をそのまま放置しておくとカビがはえてしまうため、除去しましょう。
卵はとても柔らかく壊れやすいため、気を付けて移動させましょう。
卵を移動させにくい場合は、ピンポンパール達を移動させることも可能です。
水温の管理
水温は20度~22度が適温です。
それを下回る場合はヒーターをつけましょう。
急に水温を上げると、ピンポンパールが弱ってしまうため、一日に2度~3度ずつ上げていきましょう。
水質の管理
産卵直後は水が汚れており、また孵化すると水換えがとても大変なため、卵のうちに水換えする事をお勧めします。
水換えで卵を移す場合は、スポイトなどを使って丁寧に移動させましょう。
メンチブルーや塩素入りの水道水を使用するのは避けてください。
稚魚用フィルター
普通のフィルターだと稚魚が吸い込まれてしまうため、稚魚用フィルターを用意しましょう。
エアレーション
孵化直後の稚魚の場合、水流が強いと亡くなってしまう可能性があります。
孵化に備えて、エアレーションは弱くしましょう。
稚魚用の餌
稚魚はピンポンパールの餌を食べることができないため、ブラインシュリンプなどの稚魚用の餌を用意しましょう。
卵の数
ピンポンパールは数千~多くて一万個の卵を産む事があります。
飼育できる範囲を考慮し、稚魚が過密にならないように、数を減らす事も重要です。
まとめ
ピンポンパールの孵化は簡単ではないかもしれません。
事前に準備をしっかり行い、産卵を見かけても慌てることがないようにしましょう。