らんちゅうが水面に出てきてパクパクしている姿は、見ていて可愛いですよね。
懐いているのなら、餌を欲しがっているのかもしれません。
しかし、これがエアー食いの原因になっているのではと言われています。
エアー食いとなると恐ろしいのが転覆病です。
なんで?せっかく可愛い姿なのに!と思いますが、ほんとにエアー食いとなるのでしょうか。
それに、水面でパクパクしている原因はなんなのでしょうか。
今回はその理由と原因を探っていきましょう!
目次
らんちゅうが水面で口をパクパクする時とは?
まずはらんちゅうがなぜ水面で口をパクパクするのか、原因があるようですので調べていきましょう。
餌を欲しがっている
らんちゅうは賢い生き物なので、餌をくれる人や時間帯を覚えています。
飼い主が近くを通る時に、水面をパクパクして餌をちょうだい!とアピールしているような行動をします。
しかしこれは一時的なものですから、これが原因で転覆病になることはありません。
もし浮遊性の餌を使っている場合には、沈下性の餌に変えると行動が変わることがあります。
酸素不足で水面を漂っている
もしかすると、何かしらの理由で水中の酸素濃度が低くなっているのかもしれません。
金魚はエラを使って水中の酸素で呼吸しています。
水槽の表面は直接空気と触れているのでわずかに酸素濃度が高いのです。
水中の酸素濃度が低くなると、呼吸がしにくくなります。
つまり、金魚は苦しくて水面をパクパク鼻上げしているのだと考えられます。
酸欠の時には、弱々しく水面を漂うように鼻上げしているので判別がつけやすくなります。
酸欠の場合には命にかかわるので速やかに対処して下さい。
- 水の入れ替えをする。
- エアーションを行う。
- 水面をゆらす。
水を入れ替えるのは簡単な対処法ですが、根本的に解决しない場合もあります。
一番効果的なのはエアーポンプを使ったエアレーションです。
濾過フィルターを使っている人はそれをエアーレーションの代わりにも使えます。
設置方法を変えてみましょう。
上部フィルターや外掛けフィルターの場合は、水面と排水の距離を取ることで水中に空気が取り込めます。
外部フィルターや水中フィルターの場合は、エアーレーションの効果はありません。
水質悪化で行き場を失っている
餌のあげすぎ、水槽の大きさ、バクテリアなどで水質が悪化しているかもしれません。
水質状態は安定していますか?
1~2週間に1度、水槽の水を換えてあげましょう。
その際にフィルターの洗浄や交換もしてあげましょう。
エラ病で呼吸困難になった
水質悪化が原因で細菌に感染することがあります。
もしくは寄生虫などがエラで繁殖することが原因になっている場合もあります。
初期段階では分かりにくいかもしれませんが、金魚の呼吸が早くなって水面を漂っていたり水槽の底を動かなくなったりと、症状が現れます。
餌が原因でエアー食いが癖になっている
よく転覆病にかかりやすい金魚は疑ったほうがいいかもしれません。
餌によってもエアー食いをしやすいものもあるようです。
まとめ
懐いていて可愛い光景の、水面でパクパクしている姿もこうして調べてみるといろんな原因もあるのですね。
餌をちょうだい!のときには元気な姿ですが、病気や体調が悪い場合には何かしら変化が現れます。
元気がなかったり、呼吸を早くしていたりしているでしょう。
らんちゅうに変化があるようだったら、早めに対処しましょう。