水槽の金魚を何気なく見たところ、え?なんだか口のあたりがおかしいと気づく。
皮が剥けているのか、口の周りの皮膚がふやけた感じがするし、白いふわふわしたものが付いている。
一体金魚に何が起こったのでしょうか。
水槽の水換えも丁寧にしているし、エサの食べ残しもすぐに取り除いているのに、なぜこんな事態に?と思ってしまいますよね。
原因や対策を調べてみました。
口腐れ病
金魚の口の周りに白いふわふわしたものが付着していたり、皮が剥けて赤くなっていたら口腐れ病にかかっています。
金魚がよくかかる病気です。
カラムナリス菌によって引き起こされます。
口だけでなく、尾ひれなどにも起きます。
放っておくと炎症がさらに進行し、ただれて口の開閉ができなくなります。
免疫力も低下します。
複数飼いの場合、一匹がかかったらほかの金魚にも感染します。
よって、早めの治療が必要です。
原因と対策
水質の悪化によって、カラムナリス菌が大増殖して起こります。
この菌は常在菌の一種ですが、水槽内が汚れてくると増えていき優位な状態になり、金魚に付着して病気を引き起こします。
ですから、水槽内の水を清潔に保つことです。
清掃をしたら、薬剤を入れて薬浴させましょう。
その薬剤はホームセンターなどにあるペット用品のコーナーでも売られています。
複数飼いで1匹だけかかっているという場合ですが、ほかの金魚も症状が出ていないだけで菌が付着していますから、全員薬浴させましょう。
カラムナリス菌は塩分に弱いので、薬剤と一緒に塩を入れても問題ありません。
水槽の水質悪化なわけですから、水槽内を完全に清潔にし、菌を無くしましょう。
薬浴の期間は5〜7日間です。
その間、エサを与えるか否かですが、どちらでも問題ありません。
食べ残しのエサはすぐに取り除くようにしてください。
せっかくの薬浴が台無しになってしまいます。
まとめ
口腐れ病は、感染力の非常に強い病気です。
症状がなくても予防のため、薬剤を入れて薬浴をさせてもよいでしょう。
そして、水槽の清掃、水換えを頻繁にしてください。
金魚のためにも清潔で安心な環境を提供してあげましょう。