らんちゅうだけではなく、魚類に多く見られる病気の一つに「尾ぐされ病」というものがあります。
らんちゅうの元気がなくなり、様子を見てみると背中のひれがなんだか短い!?
尾びれの形がなんだかおかしい!
もしかしてその症状、「尾ぐされ病」かもしれませんよ。
らんちゅうの尾ぐされ病の治療はどうしたらいいの?
尾ぐされ病は、水槽内に存在しているフレキシバクター・カラムナリス菌が原因と言われています。
え!?水槽内にいるなら水を変えてしまえばいいの?と思うかもしれませんが、常にいる菌なので完全に除去することは難しいです。
しかし、この菌がいるからといって必ず病気になるわけではありません。
水槽内の水質が悪化したり、水温の急な変化、体調不良、傷がついたところからの感染することもありますよ。
見つけたら他のらんちゅうに移る可能性もありますので早急に隔離します。
また、水質がこれ以上悪化しないように水槽の中の水を新しいものに変えましょう。
そうそう、水槽内だけではなく、フィルターや水槽内にあるもの、すべてを洗い清潔にあるものを清潔にします。
また、感染しているらんちゅうは0.5%の塩水に漬けます。
そして半月ほど絶食します。
症状が改善してきたら少しづつ餌を与えましょうね。
らんちゅうの尾ぐされ病の薬ってあるの?
はい!あります。
塩水浴(0.5%の濃度)+薬剤を入れて尾ぐされ病を改善させます。
「フレッシュリーフ」を使うといいでしょう。
また、尾ぐされ病のすすんでしまったらんちゅうに対しては・・・
「グリーンFゴールド顆粒」を使うといいでしょう。
まとめ
尾ぐされ病はよく見られる症状なので、慌てずに対処できるといいですよね。
心配になってしまいますが、薬を使って治療出来ますのでご安心を。
しかし、早めの対処は本当に大切です。
早めの治療では、塩水浴だけで改善することもあります。
1週間くらい塩水浴で様子を見ても構いませんが、心配なら薬剤を。
尾ぐされ病にならないために常に水槽内は清潔に。
そして急激な温度変化は、らんちゅうも水質も弱らせてしまいますので気を付けましょうね。