出目金等の金魚を飼う時にもっとも注意しなければならないのが、尾ぐされ病になります。
万一、尾ぐされ病にかかってしまった時には、どのような治療を行えば良いのでしょうか。
また水換えは、どの程度の量を交換すれば良いのでしょうか。
出目金の尾ぐされ病の治療法
まず考えられる原因は、病原菌の感染になります。
尾ぐされ病のもっとも代表的な感染源はカラムナリス菌なる細菌です。
金魚愛好家たちの間では、この細菌は常在菌である、また常在菌ではないとの意見があり、様々な場所で討論されているほど、有名な菌です。
症状には、初期から中度、重症と進行具合によって、大きく3段階に分かれています。
まず、初期の段階であった場合ですが、水換えを行うだけで症状が改善することも少なくありません。
暫し様子をみてみましょう。
続いて、中度ですが、尾の先が白濁している、欠けがみられるようになります。
水交換時に、薄めの濃度の塩水をつくり、少しずつ投入してみましょう。
ちなみに、濃度は0.5%前後が最適な濃度になります。
数日、様子をみて、進行しているようであれば、薬を用いましょう。
最後に、重症の場合です。
尾に大きなダメージがある場合は、ほかの金魚から隔離し、0.5%の塩水が入った水槽に単独で泳がせましょう。
その際、強めの薬を用いることをお忘れなく。
薬は熱帯魚ショップ等で販売されているアグテン薬浴、グリーンFゴールド顆粒がおすすめです。
出目金の尾ぐされ病の水換えについて
尾ぐされ病を発見した場合の水換えは、水槽の3分の2から全量を入れ替えることをおすすめします。
アグテン薬浴やグリーンFゴールド顆粒の効果は数日から1週間ほどと言われておりますので、水換えは、その期間に1度の割合で交換してあげましょう。
まとめ
出目金の尾ぐされ病は、早期発見・早期治療に限ります。
ちなみに、治療期間中は絶食が基本です。
初期であれば、2週間から1か月ほどで回復するとのことです。