小さな子供から大人まで年代を問わずに親しまれている金魚。
中でも『蘭鋳(らんちゅう)』は大人の間では人気が高いですよね。
全国各地に愛好会がいて品評会などを行なっているので、らんちゅうは金魚の中でも名前の知られた金魚と言えるでしょう。
そんな、らんちゅうを育てているとやっぱり繁殖させてみたくなりますよね。
産卵させて卵から育ててみたいけと産んだ卵は全て孵化するのか?
どんな卵が孵化する卵なのか?
らんちゅうの卵の有精卵と無精卵について探ってみましょう!
らんちゅうが産んだ卵の見分け方
飼育が難しいと言われる金魚もいれば比較的、楽に飼育が出来る金魚と様々な金魚がいます。
夏祭りの露店などでみる金魚すくいなど小さい頃に良く育てたなんて記憶がある人も居るのでは無いでしょうか?
ペアで育てていくとやがて繁殖して産卵する事もありますが、金魚の産卵はとても多くの卵が生まれるのでどれが孵化する卵なのか見分けにくいですよね?
そんな卵の有精卵を見分ける方法があれば楽なのにと考えた事ありませんか?
そこで産卵した卵のどれが有精卵なのか見分ける方法を紹介します。
らんちゅうの産卵時期
金魚は暖かくなってくる春先から寒くなってくる秋くらいまでの間に産卵をします。
ですが、らんちゅうはソメイヨシノが開花して約1週間から10日くらい後くらいが目安です。
いくら桜が開花したからと言ってもまだ完全に暖かくなった訳では無いので、地域によっては差が出てきます。
地域によっては寒気が入ってくると気温もグンと下がってくる事がありますので、気をつけないと孵化しても思った様に成長してこない場合もあります。
産卵はいつから出来る?
らんちゅうに限らず多くの金魚全般は生まれてから1度、冬を越せば可能と言われています。
でも若すぎる個体の産卵は良くないと言われており、オスもメスも適齢期と言う物があります。
オスで2〜4歳、メスで3〜5歳が適齢期とされています。
有精卵の見分け方
産卵した卵は無精卵と有精卵の2種類があります。
無精卵とは文字通り接合されていない卵で有精卵は接合がされた卵です。
見分け方としては接合した卵は透明に近い卵になります。
一般的には白っぽくなれば接合したかなと感じますが、透明に近い色になったら有精卵とされています。
産卵後、数日もしてくると小さな透明に近い卵の中に目の様な物が見えてきます。
まとめ
らんちゅうの卵の有精卵か無精卵かを見分ける方法について紹介しました。
今回のまとめは
◎ 産卵は桜の開花後、1週間から10日後が目安
◎ メスは3〜5歳くらいが産卵適齢期
◎ 有精卵は透明に近い卵
です。
無精卵は腐敗が早いと言われていますので、白く濁っている卵があれば早めに取り除き水質の悪化を防ぎましょう。
水質が悪化してくると無精卵は腐敗が進み有精卵などにカビが生えてしまう事がありますので気をつけましょう。