金魚の稚魚の選別をしようとしたその時、なんだか奇形のような稚魚に出会うことはありませんか?
人によっては、生まれてきた稚魚の15%近くが奇形だったりします。
そんな奇形の稚魚ですが、自分の稚魚は奇形なのかどうかわからない時があります。
実際金魚の稚魚の奇形とは、どういう特徴をしているのでしょうか。
目次
稚魚の奇形の特徴とは?
初めて金魚の稚魚を見た人にとっては、稚魚の奇形とはなかなか想像できないかもしれません。
稚魚の奇形にはどういう特徴があるのでしょうか。
例をご紹介します。
口が奇形
基本的な体の特徴は他の金魚と変わりがないのに、口が奇形の場合があります。
口が、くちばしのように出っ張っている、口が開けにくそうなどです。
そのおかげで大きな餌が食べられず、生き残るのが難しいことがあります。
目が無い
よくよく見てみると、目が無い場合があります。
両目がないこともあれば、片目しかないこともあります。
良く観察してみると分かります。
ひれの欠損
ひれが欠けている場合があります。
気にならなければ問題はありません。
あとは、一部だけ突出したひれをもっている稚魚もいます。
稚魚が奇形でない場合は?
明らかにおかしい形をしていれば、奇形だということは一目瞭然です。
ですが、場合によっては奇形かどうか判断ができないことがあります。
判断しづらい微妙な稚魚は果たして奇形なのでしょうか。
稚魚が奇形でないケースもありますので、ご紹介します。
稚魚が底に横たわっていて動かない
産まれてすぐに泳ぎだすかと思いきや、なぜか底に横たわっていて動かない稚魚はいませんか?
その稚魚は大丈夫です。
奇形ではありません。
金魚の稚魚は孵化して2~3日は動きません。
壁や底などにくっついたり横たわっていて、お腹の中の栄養分で成長するのです。
1~2週間たっても動かない場合は確認した方が良いですが、最初のうちであれば奇形ではありません。
お腹が膨らんでひょうたんみたいになっている
孵化したばかりの稚魚のお腹がなんだか膨らんでいる・・・これって奇形かも?と思っているかもしれませんが、それは「卵のう」と呼ばれるもので奇形ではありません。
その卵のうを栄養として摂取して稚魚達は生き延びるのです。
よく観察してみると、その卵のうが徐々になくなってくるはずです。
まとめ
稚魚が奇形だと分かると少しびっくりしてしまいますよね。
その奇形が原因で生き延びることができない稚魚もたくさんいます。
また、あまりに細かい奇形だと大きくなるまで気づかないかもしれません。
もし対処できるものであれば、早めに対処していきたいですね。