出目金を飼っていると、餌を与えても食べていないことに気づくこと場合があります。
出目金が餌を食べないのは、病気なのかでしょうか。
そこで、出目金が餌を食べない原因と食べない場合の対策方法について紹介します。
なぜ餌を食べないの?
一般的に、金魚は出目金は何でもよく食べて食欲が旺盛です。
水槽に近づくと餌をください!と言わんばかりの行動を見せます。
そんな出目金が餌を食べない原因には、3つの原因が考えられます。
水温の変化
出目金は、冬の時期は水温が下がることで、夏の時期の暖かい時期と比較しても動きが鈍くなる面があります。
水温が下がると内臓の動きも鈍くなり餌を消化しにくい状態にあります。
対策方法
水温が下がることで餌を食べないようなら、水温が15℃程度になったら餌の量を少し減らしてみましょう。
10℃以下の水温なら餌を控えてもいいです。
ここまで下がると金魚の動きがかなり鈍くなるのでわかるはずです。
ストレス
出目金や金魚をまだ飼い始めなら、ストレスが原因で餌を食べない場合もあります。
今までと違った環境の水槽に入れられたり、出店までの搬送や、家に到着するまで袋詰めの移動で日光も浴びられない状態だとストレスがかかる場合があります。
対策方法
まだ自宅に連れて帰って間もないなら、しばらく餌を与えないで様子を見ましょう。
弱った体に無理やり餌を与えても、食べ残した餌で水質が悪くなってしまいます。
まずは、水槽の水合わせをしてあげて観察してみてください。
病気
出目金も病気が原因で食欲が落ち、餌を食べないこともあります。
出目金がかかりやすい病気は、体に白い斑点ができる白点病や尾ぐされ病という尾ひれの一部がボロボロになる病気や、体に白い綿のようなものがつく白カビ病などがあります。
対策方法
白点病が原因で食べない場合は、水温を28℃~30℃に保ち薬浴治療を行います。
尾ぐされ病も薬浴治療が有効です。
水カビ病は、水カビ菌の繁殖が原因なので、水槽内の水換えを行って清潔にして水槽環境を整えてあげましょう。
まとめ
出目金は、数日餌を食べなくても命を落とすことはないので、まずは何が原因かじっくり観察しましょう。
では、この記事のポイントをもう一度おさらいします。
- 冬の時期は食欲が落ちる。15℃なら餌を減らす。10℃以下なら餌を控える
- ストレスの場合は、ゆっくり水合わせをする
- 病気の場合は薬浴治療。
- 白点病は水温を28℃~30℃に
- 水カビ病は、水換えをして清潔にする
出目金は動きの速い金魚と混泳させると、餌をとられてしまい餌が食べられなくなりストレスになることもあるので注意してあげましょう。