金魚の底床に砂利を使用している人は多いでしょう。
砂利を買えば5キロなどと一定の量が入っていますが、どのぐらいを使えばちょうどいいのかいまいちピンと来ない人もいると思います。
実際、砂利の量は多いor少ない方がいいと意見が分かれるのではないでしょうか。
今回は砂利の量と砂利の洗浄方法についてご紹介します。
砂利の量
結論から言うと、「砂利の量は少なめ、1cm未満で十分」です。
砂利を敷くことで期待するのは好気性バクテリアという金魚育成にいい効果をもたらすバクテリアの増殖です。
しかし、金魚の場合はメダカなどと比べて水が汚れるため、好気性バクテリアの働きだけでは到底追いつきません。
なので、バクテリアによる生物濾過は補助と考えて、砂を薄めできちんと掃除をした方が合理的です。
砂を厚くした場合は、低酸素状態になり嫌気性バクテリアが繁殖します。
嫌気性バクテリアは好気性バクテリアが放出する硝酸塩を食べ、無害な窒素を放出します。
これでバランスが取れたら、ろ過をする必要も無い、完璧な生態系が生まれるのですが、実際このバランスを保つためには相当な知識と経験が必要です。
嫌気性バクテリアが増えすぎると、病原菌が増えやすい環境にシフトしますので最初から砂は薄く敷いておいた方が無難ということになりますね。
砂利を洗う方法は?
水槽の洗浄、水換えに引き続き、砂利洗浄は金魚の水槽を清潔に保つために必須作業です。
水換えせずに砂利洗浄をする場合は、専用のスポイトを利用し砂利の掃除を行うといいですよ。
水換えと共に行う場合はプロホースなどの水換えとともに砂利洗浄をしてくれる製品の使用や、ザルに砂利を取り出して米を研ぐように水槽の水で洗ってやると綺麗になりますよ!
砂利は環境を変えやすいため、水槽の水で洗うことが重要です。
まとめ
今回は金魚水槽の砂利の量と洗浄について調べてみました。
水槽の砂利の量を気にせず使用していた方もいるかもしれませんが、敷きすぎていると環境悪化に繋がることがわかりました。
水槽の水がなぜか汚れるという方は、砂利の量が多いせいかもしれません。
見直してみるのもいいですね!