祭りの金魚すくいの中で、ひと際目立つ金魚といえば出目金ですよね。
どうせ狙うなら出目金に挑戦する人も多いでしょう。
そこで、出目金の飼育と出目金の寿命、また、金魚すくいでよくみられる黒出目金の寿命についても紹介します。
出目金の飼育方法と寿命
普通の金魚とは違って出目金の飼育は難しいと思われがちですが、他の金魚琉金(りゅうきん)を飼育するのとほぼ同じです。
水槽の大きさは、出目金にもよりますが60cm程度の水槽が適しています。
仮に出目金が小さくても、成長を見越すとこのぐらいの水槽が好ましいです。
水は、塩素が含まれる水道水にするとエラから塩素が入ってしまい細胞を破壊してしまうので、ペットショップやホームセンターで売られているカルキ抜きのものを使いましょう。
それを塩素中和して水槽に入れます。
水温の適温は、20~28℃です。
また、水換えは、出目金にとってはとても大切です。
水が古くなることでpHが酸性に傾いたり、餌の食べ残しやフンは、アンモニアを発生させて出目金に悪い影響を与えます。
水換えは、夏なら1週間~2週間に1回、冬場なら2週間~4週間に1回は変えるのがベストです。
餌1回の量は、2分~3分ほどで食べきる量を1日2回程度与えます。
出目金を飼育する場合、水槽内はシンプルにしてあげてください。
出目金は視力が悪いので水槽内の置物などに目をぶつける可能性もあります。
出目金の目は大きいからこそデリケートです。
軽い接触で傷ができるとそこから水カビ病や細菌が入る可能性もあります。
水草もプラスチック製ではなく、本物を入れるようにしてあげてください。
出目金の寿命は、ちゃんとした環境で育てると平均すると約5年~6年とされています。
黒出目金の寿命
もともと黒出目金は、リュウキンが病的原因の突然変異で誕生した品種品種です。
黒出目金の寿命も、リュウキンなどど同じく平均すると約5年~6年ほどといわれています。
長生きするものは10年以上生きてくれる出目金もいますが、大きく目が飛びだしている出目金の場合は、その目が原因で命を落とすこともよくあるようです。
また、黒出目金は色が抜けて赤く見える場合もありますが、青や黒は比較的色が抜けやすいとわれているので心配はいらないようです。
まとめ
出目金の目がデリケートなことはあまり知られていないと思いますが、飛び出した眼球なのでどこかにぶつかったりするのは納得しますよね。
では、この記事のポイントをもう一度おさらいします。
- 水槽は60cmが適している
- 水はお店で売られているカルキ抜きのもので塩素を中和する
- 水換えは、夏1週間~2週間に1回、冬場2週間~4週間がベスト
- 水槽内にはシンプルに。水草は本物を。
- 寿命は約5年~6年
出目金は、しっかり管理すればより寿命が延びるので長く楽しめますよ。