金魚の体から出血が見られたり、怪我をしてしまっているときは、見た目が痛々しいだけに早くなんとかしてあげたくなりますね。
怪我以外にもいつもと違う症状が見られたら、何か別の病気である可能性もあります。
金魚の状態を隅々までチェックし、落ち着いて対処をしましょう。
外傷か病気か?
外傷の他に、元気がない、食欲不振、じっとしていて動かない、他の部位にも異変が見られる場合は病気の可能性もあります。
あるいは、怪我を負った部分から何らかの細菌が感染して発病することもあり得ます。
その場合は病気に応じた対処を行いましょう。
怪我の治療法
金魚が元気で、よく餌も食べ、他の魚にいじめられている様子もなく、患部が広がっていないのであれば基本的には治療の必要はありません。
水換えをし、清潔な環境を保ちつつ自然な治癒を待ちます。
怪我をした部分からの細菌感染に注意しなければなりませんので、いつもよりこまめな水換えと掃除を行います。
このとき、温度の急激な変化は避けましょう。
フィルターに糞や餌の汚れが溜まっていたら、きれいに掃除をします。
判断に迷ったら、塩水浴をしてもよいでしょう。
浸透圧による負担を軽減させ、金魚が楽な状態にすることは害のあることではありません。
それでも治りが悪く衰弱するような状態であれば、他の病気を疑い早期の治療を行います。
怪我を防ぐためには
怪我の原因には、金魚を移動させるために網ですくうときの人的なミス、屋外での飼育時に鳥や猫などの動物による外傷、水槽内のアクセサリー類との接触、他の金魚や混泳させている魚による外傷などが挙げられます。
これらの原因を踏まえ、人的なミスに関しては金魚の扱いに細心の注意を払います。
屋外で飼育する場合は、防獣用のネットを張ったり、鳥除けのため10~15センチ間隔で糸を張ったりします。
アクセサリー類は先の尖ったものなどは避けましょう。
他の魚から突っつかれたりなどしていじめられている金魚は、怪我が完治するまで別の容器に隔離します。
まとめ
金魚の怪我には、鱗が一部剥がれたり、内出血をしていたり、様々な状態があります。
基本的には元気であれば治療の必要はないのですが、他の病気である可能性も疑い、よく観察して判断しましょう。