金魚を直接素手で触るとやけどをしてしまう!と聞いたことはありませんか?
ですが、実際は金魚を素手で触ってもやけどをすることはありません。
ではなぜそのように言われているのかというと、理由があります。
金魚は急な温度変化に弱く身体は粘膜で覆われており、この粘膜が身体を守る役割をしています。
直接手で触ってしまうと粘膜が剥がれてしまうため、ばい菌に対する抵抗力が低下してしまうことから病気になってしまうことがあるのです。
ですが、網を使用して金魚をすくうのもあまりおすすめできません。
網でこすれるなどして鱗が剥がれてしまったり、ヒレが裂けてしまったりするからです。
なので素手で触るときには、触る前に水に手をつけてある程度冷やしてから、水と一緒にすくうようにしてあげてください。
空気にさらされる時間が長いのも、金魚のストレスになって抵抗力が低下してしまうので気を付けてください。
金魚のやけど
金魚のやけどにはヒーターにぶつかってしまったり、ヒーターの隙間にはさまってやけどしてしまうことがあります。
やけどをしてしまうと幹部に異常がみられ皮膚がめくれて、肉が見えている状態になってしまいます。
軽度であればうっ血などの症状も見られますので、なにか異変を感じたら治療が必要となります。
やけどを防ぐためにもヒーターにはカバーをかけ、水流の一番強いところにヒーターを設置するなど、しっかりと対策をしましょう。
やけどの治療法
もしやけどをしてしまった金魚を見つけたら、傷口から体液が漏出して体力が消耗するのを防がなくてはなりません。
隔離して0.5%の塩水浴を行ってください。
その際、基本的にはエサで水が汚れてしまうので絶食が必要となります。
塩水浴0.5%とは、水1ℓにつき食塩5gですので塩水浴をして治癒力を高めてあげてください。
まとめ
金魚は水質やストレスなどで病気にかかってしまうことがあります。
人間の体温や空気にふれる、環境の変化などでも金魚にとっては命にかかわる出来事となってしまうのです。
ヒーターにカバーをつけるなど、金魚にとって快適である環境を用意してあげるのが私たち人間にできる予防策となります。
大切な金魚を守るためにも、異常などの早期発見と予防を心がけて飼育してあげてください。