金魚水槽が緑色で、金魚の姿すら見えない!
これは、ガラス面にコケがついてしまっているからです。
理想的な飼い方、水質にしていてもコケを0にすることは不可能です。
コケはついても大丈夫ですが、量が多すぎると困りものですよね。
今回は水槽にコケが生える原因と対策、金魚に与える影響についてご紹介します。
コケが生える原因
金魚の餌の食べ残しや排泄物が分解されるとアンモニアになります。
コケは水生植物で、アンモニアを餌にぐんぐん成長します。
水中にアンモニアが多くなり、それに太陽光が加わることにより光合成を行い、コケは爆発的に増えていくのです。
金魚に影響は?
水槽びっしりと生えたコケは見た目からなんとなく不潔な気がして、金魚に悪影響を与えそうなのですが・・実は、コケは金魚の餌にもなっています。
ですので、金魚がガラス面についているコケを食べている現場に出くわしてもやめさせることはありません。
栄養たっぷりなコケを金魚に食べてもらい、その分餌は減らすか抜くかしましょう。
ただし、水槽の中で糸のような繊維状に伸びる藻は悪影響を及ぼす恐れがありますので、食べさせず掃除しましょう。
コケ対策は?
- 水換え、日照時間の見直し
水換えをサボっていると、コケの餌となるアンモニアが増えてコケの宝庫になりかねません。
コケの発生がひどい場合は週一で水換えをしても大丈夫です。
しかし、水換えのしすぎは水質を壊すおそれもありますので、バクテリアの量と相談しつつ水換えを行ってください。
あとは日照時間の問題です。
コケは植物なので、太陽光によって育っていきます。
今まで光を当てる時間を操作していなければ、日照時間を制限することも考えましょう。
- 濾過フィルター
濾過フィルターは目詰まりしていませんか?
濾過能力が落ちることによりコケの発生が活発になります。
フィルターをゴシゴシ洗うのはバクテリアの量が減り水質悪化の恐れがあるのでNGですが、目詰まりにより、濾過性能を落とさないよう大きなゴミ等はこまめに取り除いておきましょう。
- 餌のやりすぎ
水換えも、日照時間にも、フィルターにも気をつけているのに、何故かコケが大量に増える!
餌のやりすぎで栄養過多になっていませんか?
金魚は大食漢で、石を口に含んで吐き出すなどいかにもお腹が空いてそうな雰囲気を醸し出しているため、ついつい「足りてないのかな?」と1度に多く餌を与えたくなるかもしれません。
しかし、実際餌は2、3分で食べ切れる程で十分です。
餌の与えすぎは注意しましょう。
少しお高いですが、コケをつかせない為のフィルターに変更したり、コケを減らしてくれる薬剤、マツモなどの水草を植えることなどでの対策もありますよ。
まとめ
今回は金魚水槽のコケについて調べてみました。
金魚の餌になり非常にありがたい存在ではありますが、水槽内での繁殖しすぎは金魚の姿すら隠してしまいます。
見た目が良くないので、一度は悩む問題なのではないでしょうか。
掃除しすぎもダメといわれる水槽のコケ問題。
丁度いい具合を見つけるのには苦労しますが、苦労した分愛着も湧きますよね。