金魚には、体の色とうろこの種類の組み合わせによりいろんな呼ばれ方があって、体の色・柄・型とうろこの種類とで金魚の名前(種類)は決まります。
でも、認定されたな品種以外は、それぞれの解釈でいろいろな呼ばれ方をされているのが現在の流れです。
以前はハネ物として選別され商品として認められなかった金魚も、金魚の個性の一つとして認めらて商品として確定されることが多くなったためです。
国産品種は、認定種でも33種もあり、そのほかの品種まで入れると国内だけでも50品種前後くらいには増えています。
認定種を品種ごとに分けました。
品種改良が多いため、分けることが難しい品種もあります。
認定種
品種
漢字と読み方
和金型(わきん)
金魚の中では一番原種に近い形。
- 和金: わきん
- 朱文金 :しゅぶんきん
- 地金・六鱗 :じきん・ろくりん
- コメット: こめっと
- ブリストル朱文金 :ぶりすとしゅぶんきん
琉金型(りゅうきん)
和金の突然変異の改良品種。
丸っこい体型に尾ビレが大きい。
- 琉金 :りゅうきん
- 蝶尾:ちょうび
- 土佐金: とさきん
- 福ダルマ: ふくだるま
- 玉サバ: たまさば
- キャリコ: きゃりこ
- 出目金 :でめきん
和蘭型(おらんだ)
琉金の突然変異を固定させたもの。
- 和蘭獅子頭: おらんだししがしら
- ジャンボシシカジラ: じゃんぼししがしら
- 東錦 :あずまにしき
- 丹頂: たんちょう
- 茶金: ちゃきん
- 青文魚: せいぶんぎょ
- 花房 :はなふさ
- ピンポンパール: ぴんぽんぱーる
- パールスケール: ぱーるすけーる
- 浜錦 :はまにしき
蘭鋳型(らんちゅう)
背びれが無い。体型は丸い。頭部には肉瘤がある。
- 蘭鋳: らんちゅう
- 水泡眼 :すいほうがん
- 江戸錦: えどにしき
- 大阪らんちゅう :おおさからんちゅう
- 桜錦 :さくらにしき
- 頂天眼: ちょうてんがん
- 南京 :なんきん
- 秋錦: しゅうきん
その他 品種分類(難)
- 龍眼 :りゅうがん
- 柳出目金: やなぎでめきん
- 東海錦 :とうかいにしき
金魚の品種は体型・ヒレの形・色・うろこなどで分けられますが、大まかな体型別に認定品種を分けてみました。
これが100%正しいのかと言われれば、「違うかも」と言わせてください。
金魚は、突然変異をさらに改良しているため、正確に分けるという事は難しいのです。
まとめ
品種の認定はこれと言ってはっきりした規則があるわけではないようです。
形と色などや生み出される個体数が安定することによって、商品としての価値が認められた時点で認定されることが多いようです。