女性や子供に人気の高いピンポンパール。
かわいい体型で綺麗な鱗を持ち飼育者を飽きさせません。
そのピンポンパールを繁殖させ、育てている方も多いかと思いますが、飼育にあたって稚魚の時が一番難しく、亡くならせてしまう事があると思います。
ここでは、稚魚の育て方について詳しく紹介します。
まずは稚魚に与える餌えらび
稚魚に与える餌は、一般に市販されているブラインシュリンプの卵を孵化させて与えましょう。
こちらは乾燥された物なので、人工的に孵化が必要です。
孵化には少し手間が必要ですが、栄養価が高く丈夫に成長してくれるのでおすすめです。
孵化直後の稚魚
孵化した直後の稚魚は、餌は食べません。
お腹にある、さいのう と呼ばれる栄養素で成長するので2日~3日は餌は必要ありません。
また、ろ過器は稚魚が吸い込まれる可能性があるので使用せず、エアレーションだけにしましょう。
4日目以降~1ヵ月
4日目以降から餌を与えていきます。
孵化させたブラインシュリンプをあたえるのですが、一日に2回ほど与えます。
餌を与えだしたこの時期から、飼育水が汚れる場合があります。
まだろ過器が使えませんから、食べ残した餌はスポイドなどで取り除き、水が汚れないようにします。
また汚れたら水換えをし、環境を保ちます。
1ヵ月~4ヵ月程度
1ヶ月を過ぎたあたりから、ろ過器が使えます。
飼育水の管理が重要なので水換えの頻度が減るだけで随分楽になるかと思います。
餌はブラインシュリンプから稚魚用の人工の餌へ切り替えの時期です。
徐々にならしてあげましょう。
個体の体格差がでる時期になりますので、体格差がある場合別々に分けて飼育します。
4ヵ月以降
4ヶ月を過ぎると、もう成魚とあまり変わりありません。
餌も稚魚用から成魚用へ切り替えましょう。
しかしまだ成魚と比べると体が弱いので、水質管理、水温管理には注意しましょう。
まとめ
ピンポンパールの稚魚を育てるにあたって、一番難しいのは、孵化後一ヶ月までの水質管理です。
ろ過器が使えない中、餌の食べ残しによる飼育水の汚れをいかに管理できるかが重要です。
1ヵ月を過ぎると格段に飼育がし易くなるので、頑張って管理しましょう。