金魚の赤班病とは、名前の通り身体の数カ所に赤い模様が出てしまう病気のことです。

動きが鈍くなったり、エサを食べない、エサを吐き出すなどの異常も見られることがあるので、注意してみてください。

金魚本来の模様と赤班病を間違えないようにしてくださいね。

症状

金魚 赤班病 治療 原因

金魚の粘膜が薄い部分(ヒレの付け根)や体表に皮下毛細血管の充血や出血による赤い斑点模様が、うろこの間からにじんだようにでてくるのが特徴です。

進行すると充血状態の斑点は広範囲、複数個所に渡る場合もあります。

重症になるとうろこが剥がれてしまう、松かさ病や転覆病を併発することもありますので早期発見、早期治療が必要になります。

原因

赤班病は、運動性のエロモナスハンドロフィラという菌感染が原因となります。

エロモナス菌は常在菌で水槽内にごく普通に存在している菌なのですが、水質の悪化や極度の水温変化、エサの与えすぎ、水換え不足、過密飼育や仲間からのいじめによるストレスなどで免疫力が低下し弱ってしまった金魚が感染してしまいます。

エロモナス菌は水温が25度~30度ほどが一番好む温度なので、5月~9月によく赤班病がみられますことが多いです。

ですが、水槽内の生態系バランスが崩れない限りは金魚に悪影響はありませんので安心してください。

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治療方法

軽度の赤班病であれば0.5%の塩水浴のみでも治療できますが、それでも完治できない場合は薬浴を行ってください。

どの薬が良いかは店員さんに相談するなどして、適切な薬を使ってください。

塩水浴ですと金魚にほとんどストレスを与えずに殺菌してくれて、粘膜も再生してくれる効果もあるのでおすすめです。

軽度ですと治療を開始して1週間、長くても2週間で完治しますので根気よく治療してあげてください。

まとめ

赤班病は金魚の病気の中でも発見しやすく、治療が容易な部類になりますが定期的な水換えや水槽内の清潔を心がけるだけで病気を予防でき、大切な金魚が快適に過ごすことができます。

もし感染した金魚を見つけたら、他の金魚に感染しないように水槽内をリセットし、感染した個体を隔離して治療に取り組んでください。

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