松かさ病とは金魚の体が松ぼっくりのように腫れあがり、鱗が逆立つ姿がみられる病気です。

その姿が松かさ(松ぼっくり)に似ていることからこの名がつきました。

発症してしまうと治りにくい難病ともされていますが、初期なら完治する場合もありますのであきらめないでください。

感染力が弱いので、1匹が発症してもすぐに水槽中に広がる恐れはありません。

松かさ病の詳しい症状

金魚 松かさ病 イソジン浴

松かさ病に感染すると鱗を包む鱗嚢に水が溜まり、鱗が逆立ち、口に潰瘍ができる、尾ぐされ、眼球が飛びだしてしまうこともあります

症状が進むと徐々に動きが鈍くなり、潰瘍からくる平衡失調、エラが冒されて機能不全による低酸素症を引き起こし、食欲がなくなり、内臓にも疾患がでてくるようになります。

松かさ病の原因

松かさ病は運動性エロモナス菌という細菌の感染と消化不良による内臓疾患、もしくはこの2つの合併症といわれています。

エロモナス菌は魚の腸にいる常在菌ですが、PHが下がっている状態や水質が悪化している状態、ストレスをうけ弱ってる状態の金魚が発症しやすいです。

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イソジン浴について

イソジン浴は細菌感染、水カビ病などに効果があり、殺菌消毒+止血といった意味でも使用します。

イソジンは医薬品であることから購入しやすく、イソジン浴は手軽におこなうことができますが、魚の治療薬ではないため、使い方や量を間違えれは危険性がありますので注意してください。

イソジン浴のやり方は、大きさ10cm以下の金魚には水1ℓにイソジン1滴までにして、5~7分ほどを限度に泳がせてください。

大きさ10cm以上15cm以下の金魚には水1ℓにイソジン2滴までにして、3~5分を限度にしましょう。

まとめ

松かさ病は一度感染すると治りにくく、治療に時間がかかるといわれている病気ですので、大切な金魚を守るためにも、松かさ病にならないように日頃から気を付けて過ごしましょう。

松かさ病の予防には水質の管理が大切ですので、普段から水槽内の掃除を徹底し、綺麗な環境を保つようにしてください。

水質の悪化にも直結する過密飼育は金魚のストレスが高まり、様々な病気の一因ともなりますので、さけるようにしましょう。

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