ほとんどの金魚が好んで食べるといわれる赤虫。

釣り餌にも使われる、赤くて細長い小さな虫です。

金魚の餌には様々な種類がありますが、赤虫を与えるメリットやデメリットはあるのでしょうか?

与え方や注意点をまとめました。

赤虫とは?

金魚 赤虫 効果 量 与え方

赤虫とは、ユスリカの幼虫です。

ユスリカは蚊によく似た虫で、水辺や湿気のある場所、ドブなどに生息しています。

餌の種類と与え方

赤虫の状態によって餌の種類が異なります。

生きた赤虫、冷凍赤虫、乾燥赤虫、半生赤虫です。

赤虫は栄養価が高く、嗜好性の高い餌です。

他の餌に食いつきが悪かった金魚が、赤虫なら喜んで食べるという場合もあります。

また、金魚の発育がよくなり、肉瘤が立派になったり、体色が良くなったり、色艶が出たりする、という効果が望めます。

与える量は基本的には3~5分で食べきれる量ですが、食べ過ぎてしまうと消化不良を起こしますので、少しずつ様子を見て与えましょう。

【生き餌の赤虫】

入手方法が限られており、高価で保存が難しいですが、新鮮で水が汚れません。

なにより金魚の食いつきがよく、喜んで食べてくれるでしょう。

ただ、金魚の餌のために赤虫を繁殖させるのはあまり現実的ではありません。

【冷凍赤虫】

ペットショップやアクアリウムショップ、ホームセンターでも入手可能です。

1ブロックごとに冷凍されているタイプがポピュラーです。

解凍してから金魚に与えます。

【乾燥赤虫】

こちらも入手しやすく、解凍の手間がかからないため手軽に与えることができます。

冷凍赤虫よりも食いつくということはあまりないようですが、他の餌とのローテーションで与えると金魚も飽きずに食べてくれるでしょう。

【半生赤虫】

冷凍赤虫と乾燥赤虫の間の状態が、この半生赤虫です。

水面に浮遊する時間が長いため、より多くの金魚たちに餌が行き届きますし、扱い方も簡単です。

ただやはり、冷凍赤虫のほうが食いつきはいいようです。

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赤虫を与える際の注意点

冷凍庫に他の食品と一緒に入れることに抵抗感がある場合もありますので、冷凍赤虫を与えるのであれば家族の理解を得るか、別の冷凍庫に入れなければならないでしょう。

保存環境をクリアしたら、解凍をして金魚に与えるのですが、赤虫は脂質が多く水を汚しやすい餌なのです。

また、与えすぎると転覆病になる恐れもあります。

少しずつ様子を見て与え、定期的な掃除と水換えを徹底しましょう。

冷凍以外の状態であれば水を汚しにくいという利点があります。

また、赤虫だけを与えて育てることも不可能ではありませんが、栄養バランスの点から見ると人工飼料と交替で与えることが望ましいでしょう。

まとめ

釣り餌でもお馴染みの赤虫ですが、観賞魚全般の餌としても有能であることがわかりましたね。

金魚の健康状態、水質の状態に配慮しながら与えるとよいでしょう。

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