金魚は変温動物ですので、体温が水温に影響されやすい生き物です。

他の観賞魚に比べて耐性はありますが、四季の移り変わりのように緩やかな水温の上下ではなく、急激に水温が変化してしまう状態には注意が必要です。

環境の変化によるストレスや、水温が下がることによる病気の発症、高温時の水質の悪化など、様々な問題が発生します。

金魚の健康を維持するためにも、水温の管理はどのように行えばよいのでしょうか?

飼育水の適温

金魚 水温 変化 注意

15度~28度が適温です。

0度~35度であれば生存可能とされていますが、適温の範囲で水温管理をします。

水槽には水温計を設置しましょう。

金魚は急激な水温の変化にとても敏感ですので、突然5度くらいの水温が上下すると最悪の場合も想定されます。

水換えをする場合は3分の1ずつ、半分ずつというように徐々に行いましょう。

丁寧な水合わせを

新しく金魚を水槽へ迎え入れるときは、必ず水合わせを行います。

急激な変化は金魚に負荷を与えますので、ゆっくり時間をかけて慣れさせることが大切です。

初めて金魚を飼うのであれば、水槽を立ち上げて1週間ほどろ過装置を回してから購入するとよいでしょう。

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水槽の設置場所は大丈夫?

直射日光が当たる場所、暖房が直接当たる場所、風通しの悪い場所に水槽を置いていませんか?

水温が高くなるにつれ水中の酸素が減り、水質の悪化が早まります。

日中を通して温度の上下が少なく、風通しのよい場所を選びましょう。

寒い時期はヒーター、暑い時期はファンの使用がおすすめ

暖房を使用する時期になると、室内の温度差は激しくなります。

水温も室内の温度によって変化しますが、ヒーターを使用すると一定の水温を保つことができます。

サーモスタットは温度を一定に保つ機能がありますので、ヒーターと合わせて使用してください。

サーモスタット内蔵ヒーターも販売されています。

逆に暑い時期には、ファンを設置する手段もあります。

水槽の端に取り付ける小型の扇風機のようなものです。

気密性の高いマンションの一室で、日中は40度を超えるような場合は水槽用のクーラーもありますが、そうでなければファンが充分機能してくれるでしょう。

まとめ

金魚の健康管理に水温のチェックは欠かせません。

いつも安定した状態であることが望ましいですが、全く同じ環境下で飼育することは難しいので、急激に環境が変化してしまわないよう気を付けて飼育をしましょう。

あまり神経質になりすぎると飼い主の負担にもなってしまいますので、お互いのびのびと快適に過ごせることが理想ですね。

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