PHとは水素イオン濃度のことをいいます。

水が酸性かアルカリか中性かを表す記号です。

中性は7.0PHで、数字が上がればアルカリ性で数字が下がれば酸性となります。

PHは市販されている検査薬などで調べることができますが、水槽に手を入れてみて肌がヒリヒリするようなら強い酸性となっています。

金魚の飼育には中性の水が向いているので水道水の使用で大丈夫なのですが、長期間水換えを行わないでいると水槽内の水が古くなり酸性に傾いてきます。

この時に水換えをすると、金魚がPHショックを受けて弱ってしまうことがあるので注意が必要です。

PHショック

金魚 PH ショック 症状

PHショックとは水槽内のPHが1.0以上変わるとショックをおこし、金魚が水槽内を泳ぎ回ったり、水槽の底に沈んで動かなかったりフラフラとする、エラだけを激しく動かし呼吸が荒くなるなどの症状がみられます。

水槽内がアルカリに傾くと粘膜過多やアンモニア中毒になる可能性があり、酸性に傾くと粘膜過多や食欲不振、ヒレに血管のようなスジがでるなどの症状がでることもあるので、水換えを行うときは気を付けてください。

PHショックは病気というわけではなく発作のようなものなので、もしなってしまってもこれといった治療法はなく、金魚の回復力を信じて様子を見るしかありません。

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水換え方法

PHショックを起こさないためにも頻繁に水換えを行うようにし、水質の違う水槽に金魚を入れる場合は古い水を少しずつ捨てて、1時間以上かけて新しい水を足していき水合わせを行ってください

2~3カ月の長期間水換えをしていない場合や狭い水槽での飼育は酸性になりやすい傾向があるので特に注意し、定期的な水換えを心がけましょう。

気にしすぎて毎日のように水換えをしてしまうと金魚が環境に馴染めずにストレスがかかってしまうので、かえすぎにも注意してください。

まとめ

PHショックは特別目立った症状が見られず大丈夫だと思いがちですが、金魚にとってみたら急な環境の変化(水質の変化)によるストレスは辛く苦しんでしまいます。

大切な金魚を守るためにも、手間がかかるかもしれませんが時間をかけて水換えをしてください。

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