私たちにとって金魚すくいなどで子どものころから身近な金魚ですが、意外とどんな種類の金魚がいるのか知らない人も多いのではないでしょうか。
今回は、見た目にもインパクト大の東錦という品種について調べてみました。
東錦とは?
東錦と聞いて金魚の一種だとわかる人は少ないかもしれません。
まずは東錦という品種についてざっと見ていきましょう。
東錦について
東錦はオランダシシガシラとキャリコデメキンという品種を掛け合わせて生まれたもので、両種の特徴を受け継いで、頭部の盛り上がり(肉瘤という)と長い尾びれ、赤と浅葱色と黒い点々が散りばめられた美しい体色をしています。
昭和18年に生まれ、根強い人気があり、また産地によって呼び方や体形、体色に違いがあります。
入手は比較的容易です。
体色や体形を理想の状態に変化させてキープするのはものすごく大変だそうですが、普通に育てる分には簡単な方に分類されるようです。
寿命や値段、大きさについて
比較的簡単に入手できるといっても、実際に育てるには値段やどれくらい長生きできるのか、どれくらい大きくなるのかを知っておきたいですね。
寿命
5~6年ほど生きるのが平均ですが、丁寧に育てれば10年生きたという例もあるそうです。
値段
東錦に限ったことではないですが、個体の色合い、体形などによってピンキリです。
通常のペットショップなどで売られているのは、1匹500~3000円の個体が多いです。
肉瘤が発達し赤色が濃かったり、浅葱色と黒の斑点、赤の配色が理想的に育ったりしたものなどが高値で取引され、高額なものでは1匹で100万を超えるものもいるというから驚きですね。
大きさ
だいたい15cmくらいまでが平均的な大きさですが、中にはジャンボ東錦という種類もいて40cmまで育つものもいるんだとか!
まとめ
東錦は手に入りやすく育成も難しくないですが、理想とされる状態の個体を育てるのは非常に難しく、また産地の違いによる種類の豊富さなどから奥が深い品種といえます。
昔から全国に愛好会があることからも、東錦の人気がわかりますね。
みなさんも、ご自分のお気に入りの東錦を探してみてください!