みなさんはコメットという金魚をご存知でしょうか。

体が丈夫で育てやすいため初心者の方にも人気なのですが、しっかり育てられるようになると次は繁殖させてみたいという方もいるかと思います。

今回は、コメットの特徴や繁殖についてご紹介します。

コメットについて

金魚 コメット 産卵時期

コメットはアメリカで、日本から輸入されたフナや琉金などが掛け合わされて生まれた品種です。

和金のように細長い体と長い尾びれが特徴で、赤と白の更科模様が一般的な体色です。

その長い尾びれを吹き流すようにしながら素早く泳ぐため、水の中の彗星(コメット)のように見えることから、コメットという名前が付けられたそうです。

フナとの交配種のため、体が丈夫で育てやすく、中には40年以上生きた個体もいるというほど生命力が強い品種です。

比較的育てやすいコメットですが、産卵や繁殖についてはどうでしょうか?

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産卵時期について

ため池など外の気温の影響をもろに受ける場所での飼育の場合、春から夏にかけての産卵が多くなります。

室内の水槽にヒーターを装着している場合は年中可能と言われていますが、金魚は気温の変化を感じて産卵するという意見もあり、1年中同じような温度を保っていると難しいようです。

産卵させたい場合は、11~12月の水温が10度以下になる季節になったら餌を与えず冬眠させ、4月まで待ちます。

低い水温の中では、金魚の体内の消化酵素が働かないため、この時期に餌を与えると、病気になることが多いです。

4月から夏にかけて水温が上がってくるといよいよ産卵の時期になります。

繁殖について

コメットの繁殖はメス1匹に対し、オス2匹を放ち、2匹でメスを追いかけて追い詰めさせると、繁殖しやすくなるようです。

オスがメスに体を擦りつけたり、体に突撃したりするような仕草を繰り返し、やがてメスが卵を産み、オスが体液をかけて繁殖します。

産卵後はオスメス共に卵とは別の水槽に移して休ませるほうが良いと言われています。

これは消耗の激しい生殖活動を終えた親金魚を養生させると同時に、親金魚に卵が食べられてしまうことを防ぐ意味があります。

まとめ

コメットは育てやすい品種ですが、繁殖となると手間もかかり難しさも上がりますが、その分楽しみも感動も大きくなりそうですね。

興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

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