金魚が産む卵の数は、多いときにはなんと1回で5000~1万個です。

金魚の稚魚は可愛くて好きだけれども、全てを育てるわけにはいきません。

良い稚魚だけを選別し、立派な金魚になるように育てることが大事です。

大事とは言え、どのように選別すべきなのでしょうか。

選別の流れとは

金魚 稚魚 選別

金魚の稚魚が多すぎるので、選別をすることにしてもどう選別するの?と疑問になることでしょう。

金魚の稚魚の選別には手順があります。

その手順に沿って選別していきましょう。

選別は1回では終わらない

稚魚が多いときには、選別は複数回に分けて行います

まずは1回目、孵化して1ヶ月の頃です。

この頃になると奇形の金魚が分かるようになってくるので、選別できるようになります。

次は1回目から1週間から10日後の2回目です。

この頃は尾びれの形などから判断します。

3回目はさらに10日後、4回目は3回目から約1ヶ月後になります。

色や形もはっきりしてくるので、選別がしやすくなります。

ただし飼育者が素人の場合は、稚魚が100匹産まれても、生き残るのは10匹ほどなんです。

よって、選別が必要のない場合もありますので、育てたい匹数に合わせて選別をおこなってください。

選別に必要な道具

選別の際に必要な道具は、小さい水槽と選別用の網です。

小さい水槽は、元の水槽から稚魚達を移す先になります。

この小さい水槽で選別をおこないます。

そしてその選別の際に稚魚達をすくうのが網です。

こちらは選別用の網が市販で売っていますので、その網を購入した方が確実でしょう。

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どこで選別すべきか

さて、選別する方法はご理解いただけたでしょうが、そもそもその選別の基準とは何でしょうか。

実を言うと、人それぞれだったりします。

自分のこだわりで選んでいるんですね。

とはいえ、初めてだとこだわりもなくて難しいと思いますので、一般的な選別基準について紹介します。

注目すべきは、尾ひれです。

基本的には開いているかが重要です。

三つ尾や四つ尾に別れている方が好まれます。

1回目で開いていないこともあるので、尾が丸まっている稚魚を残し、尾が真っ直ぐな稚魚をはねたりします。

ただし、人によっては真っ直ぐに長い尾の方が綺麗に泳ぐと言う人もいます。

どちらが良いかは好みの問題です。

ただし、奇形の稚魚ははねてくださいね。

大きさ

まずは成長度合いを見てみましょう。

なかなか大きくならない金魚については、はねても良いでしょう。

あとは、胴の長さと尾の長さの比率です。

胴が丸い方が好きだったり、尾が長い方が好きだったりこれは個人の好みで別れます。

どちらの方が好きかを考えてはねましょう。

ただし、今後の成長具合によっても胴の長さが変化したりしますので、あくまで傾向として判断しましょう。

1か月程度では確定しませんが、徐々に色味に違いがでてきます。

なかなか色が変化しない場合や、好きな色ではない場合ははねる基準となります。

色は大きくなるまで分からない場合がありますので、毎年選別をしている目利きの良い人であれば予測ができるかもしれません。

まとめ

稚魚の選別をするのはとても心苦しいことです。

ですが、良い金魚を育てるためには選別は必要不可欠なのです。

最初のうちは選別をしなくても生き残る稚魚が少ないかもしれませんが、もし稚魚が多いようであれば選別にチャレンジしてみてください。

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