水槽飼育で年中同じ水温ではなく、温度変化をつけて飼育している方もいらっしゃると思います。

金魚水槽に季節感をつけて飼育している場合、秋から冬のように水が徐々に下がっていく場合はそれほど問題にはなりません。

しかし、冬から春のように水温が上昇していくときは注意が必要です。

今回は水温の上げ方の注意点についてご紹介します。

急激な温度変化はNG

金魚 飼育 水温 上げ方

金魚の水合わせは慎重にやるように、ということをよく目にすると思いますが、金魚は変温動物であることから、急激な温度変化は身体に負担が大きくダメとされています。

水換えの時に3分の1交換なのも、バクテリアを放出しないことが目的ということももちろんありますが、一気に水温を下げないことも目的です。

しかし、水換えの際に水換え用の水の温度を合わせておかないと最悪の場合金魚が息絶えてしまう場合もありますので、水温には注意をしましょう。

強いと言われる和金でさえ、水温の急激な温度変化には弱いということを覚えておいてくださいね!

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水温を上げる前に

水温を上げる前には水換えをしてからが基本です。

水温が低いほどアンモニアが無害である「アンモニアイオン」となり水中に溶けだすため、水温が低いうちは水質に問題がなくとも、実は汚れの予備軍を多く抱えているという状況になります。

水温を上げていくにつれ、無害なアンモニアイオンは有害なアンモニアへと変化していくため、水をそのまま加熱するとアンモニア中毒を起こしてしまうおそれがあります。

水が透明であっても汚れている可能性があるということは怖いですね。

前日には水換えをして、アンモニアイオンの数を減らしてから水温を上げていきましょう。

水温を上げる方法

ヒーターを使用することが一番楽なやり方でしょう。

24時間かけて3、4℃上昇させることが金魚に負担をかけずに水温を上昇させる方法です。

10℃上げることが目標であれば、3日~3.5日程かけてゆっくりとヒーターを用いて加熱しましょう。

もっと速く上げることも可能ではありますが、それだけ金魚には負担がかかって弱ってしまう可能性があるため、できるだけやめておきましょう。

水温を上げている途中で頻繁に顔上げをしていないかなど、普段と違う動きをしていないか、金魚の様子はよく観察してあげてください。

まとめ

今回は金魚水槽の水温の上げ方について調べてみました。

金魚に負担がかからないようにするには、1日の温度変化をだいぶ控えめにしなければならないことはとても重要です。

3℃の温度変化はたいしたように思わない人が多いと思います。

しかし、お風呂に入っている場合の3℃の温度変化は大きいと思いませんか?

38℃で丁度いい人が41℃のお風呂では随分と熱く感じると思います。

温度変化は慎重に行ってあげてくださいね!

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