丸くてかわいい姿が人気の、ピンポンパール。
金魚の王様として人気の高い、らんちゅう。
この二種は、もともと違う種類からの交配により生まれた種類です。
そのルーツを探ってみます。
ピンポンパールとは?
ピンポンパールは丸い身体と真珠のような白く隆起した綺麗な真珠鱗が特徴の品種です。
ピンポンくらいの大きさから、うまく成長すればソフトボールくらいまでの大きさになります。
ピンポンパールは、中国原産の珍珠鱗という品種からの交配で生まれました。
珍珠鱗もピンポンパール同様丸っこい身体と、真珠鱗が特徴です。
ピンポンパールは、その体型から泳ぎが下手なのも珍珠鱗譲りですね。
らんちゅうとは?
らんちゅうは、金魚の中でも、おとなしく、とても丈夫な魚です。
背鰭が無く、頭の肉瘤が特徴の種類です。
尾鰭は3つ尾、4つ尾、さくら尾と別れ、模様や色が数多くあり、飼育者を魅了してくれます。
らんちゅうは歴史が古く元々、江戸時代に和金から交配を重ねられたといいます。
明治時代の頃には、現在のらんちゅうの姿になったといいます。
らんちゅうには、いくつか系列があり、大阪らんちゅう・協会系・宇野系に別れ、品評会など開かれる程人気です。
らんちゅうの品種改良は、今でも続けられており、終わりのない品種なのです。
らんちゅうと言えば、横から見るのではなく、上から見るのが1番良いとされ、とても魅力的な品種なのです。
まとめ
ピンポンパール、らんちゅう共、歴史は古く、今現在では、数多くある金魚の種類の中でも人気を二分する種類です。
それぞれ個体ごとに、模様や色にバリエーションがあり、飼育者にとって飽きさせない、虜にさせる金魚です。
ピンポンパールは、数多くの交配を繰り返した為、身体が弱く、病気になりやすい種類とも言えます。
体の特徴のから両種とも泳ぎが苦手です。
その為、飼育が少し難しいかもしれません。
適切な環境を維持し、良く観察する事で美しい姿を見せてくれるでしょう。
らんちゅうは、価格が高い品種な事から、初心者には手が出しずらい面もありますが、一度飼育してしまえば、その虜となるでしょう。