いつの間にか出目金の尾びれに白い点ができていた。
そんな経験がある飼育者の方はいないでしょうか。
金魚は比較的丈夫な魚として知られていますが、絶対に病気にならないわけではありません。
尾びれなどにできるこの白い点は、病気の症状の可能性があります。
今回は、出目金の体にできる白い点についてまとめてみたいと思います。
出目金の尾びれの白い点は病気の兆候!
尾びれなどに白い点がみられる場合、白点病という病気にかかっている可能性があります。
この病気は出目金のような観賞魚がかかりやすい病気として、広く知られています。
白点病はウオノカイセンチュウという繊毛虫に寄生されることにより発症します。
白点病の初期状況として、出目金が飼育容器の壁や底の敷材などに体をこすりつけるような行動をすることがあります。
これは、体に痒みが発生しているためだと言われています。
この段階ですと、元気な金魚ならば自然に治ってしまうこともあります。
病気が進行すると、体やひれに白い点が確認できるようになります。
この段階になりますと、呼吸が荒くなったり食欲がなくなるといった顕著な兆候が表れるようになります。
このまま放置しておくと、やがて全身が白く覆われボロボロになり亡くなってしまいます。
白点病になってしまった場合の対策ですが、水温を上げるという方法が効果的です。
これは、ウオノカイセンチュウは高温に弱いという特性を利用した方法になります。
だいたい30℃程度まで水温を上げれば効果が出てくると思います。
しかし、急激な水温変化は、出目金にもダメージを与えてしまうため、水温を上げる際は徐々に上げていくように注意が必要になります。
このやり方以外にも、薬浴による治療などもありますので、興味のある方は調べてみてください。
まとめ
今回は、出目金の体に白い点ができる病気やその対策方法についてまとめてみました。
白点病は、観賞魚に詳しい人ならだれでも知っているというほど有名で恐ろしい病気です。
特に出目金などの金魚の類に発症例が多くみられる病気なので、これから出目金を飼おうと思っている方は、白点病への備えをしっかりしておくようにしましょう。