出目金の飼育に関してネットで閲覧していると、必要なものに「エアレーション」という言葉が出てきます。
エアレーションは、水面を動かすことで空気中の酸素を水に溶け込めさせるものです。
ペットショップでよく見かけるのでかなり本格的な感じですが、出目金の飼育には酸素は必要なんでしょうか？
そこで、出目金の飼育に酸素が必要かどうか、エアレーション無しでも飼育ができるか解説します。
出目金の飼育には酸素は必要か？
酸素を水の中に溶け込めさせるエアレーションは、出目金が呼吸するために必要な水中の酸素濃度を高めさせるものなので、出目金の飼育環境には必要と言えば必要です。
自然の中なら、水が流れたり雨が降ったり風が吹いたりなどしていることで、空気中の酸素は水中に溶け込み、水草が光合成して酸素を排出するような仕組みになっています。
ところが、水槽などは、水面自体が動くこともないので、出目金が生きていくにはきつい環境であるとはいえます。
金魚が快適に生活する環境を作ろうと思えば、酸素を作るエアレーションは必要な設備といえます。
ただ、エアレーション無しでも飼育するのは可能です。
エアレーションが必要かどうかは、どんな飼育環境なのかにもよります。
飼育する出目金の数が少なかったり、光合成する水草などの植物があったり、頻繁に水換えをして水質を清潔にしている水槽なら必要はないと思います。
では、どんな場合に酸素が必要なのでしょうか。
水槽の開口部分が小さい・狭い
水中の酸素は空気中から取り込まれるようになっているので、水槽の開口部分が小さかったり狭い場合は、水面が空気に触れる面積が狭くなります。
そうなれば取り込まれる酸素も少ないので酸素を取り込むためにエアレーションが必要になるかもしれません。
飼育している出目金や金魚が多い
水槽内の金魚や出目金の数が多いと、より多くの酸素が必要になります。
金魚鉢などは、器が小さいので水量が少ない分、酸素も不足しやすい状態になってしまいます。
夏の暑い時期の水温の高さ
出目金の飼育に酸素が必要かどうかは、水温の高さも関係します。
水温が上がると水に溶け込む酸素の量が減ってしまうので、特に夏の暑い時期の水温の高さには要注意です。
まとめ
酸素は、飼育環境によって決めればよさそうですね。
では、この記事のポイントをおさえておきましょう。
◎酸素が必要な場合
- 開口部分が小さく空気に触れる面が少ない水槽
- 飼育している数が多い場合
- 水温が高くなった場合
仮に、大きめの水槽で「屋外飼育」するなら、自然の環境の中から酸素を取り込めるのでエアレーションは必要ないです。
